LGBTQ+6割が医療従事者に不信感、「保険証の二度見やめて」「同性パートナーも家族」

Pride Month

GettyImages / Boy_Anupong

6月はプライド月間。大手製薬会社らが共同で開催した勉強会で、世界約100カ国に従業員がいるフランスの大手製薬会社・サノフィが、性的マイノリティが直面する医療上の課題を調査し、公表した。

5カ国1万5000人超調査

サノフィ

サノフィ「医療への信頼度調査」

調査は2022年7月から8月にかけて日本、アメリカ、イギリス、フランス、ブラジルの5カ国、1万1525人のLGBTQ+や障害者、少数民族など、全体に占める割合が人口比率より低い属性のグループを対象に実施した。

日本ではLGBTQ+当事者の58%「医療従事者に対して信頼が損なわれたことがある」と回答。

「他の人とは違う扱いをされた」「故意ではなかったが差別された」がそれぞれ12%となり、非当事者と比べて2倍近い結果だった。

国によっての違いもあり、フランスではLGBTQ+と非当事者間で大きな差がなかった一方で、障害者と女性は信頼を損なった経験が多かった。

製薬、損保など業界ごとに勉強会

サノフィ

サノフィ「東京レインボープライド2023収集結果」

サノフィが2023年の東京レインボープライドで取ったアンケートによると(回答数121)、LGBTQ+に関連する医療や医薬品への要望で多かったのは、

・パートナーを家族として認めて欲しい(お見舞い、ICUなど)

・医療関係者のLGBTQ+理解向上

・性別欄の必要性を常に考えて欲しい

・カミングアウトしていないことへの配慮

・医師のジェンダーバランス(女性Dr希望)

・ホルモン療法をより身近にして欲しい

などだ。

医療関係者のLGBTQ+理解向上では、「LGBTQにまだ拒否反応を起こしたり戸惑われたりすると悲しくなる」「同性パートナーと暮らしていることを気兼ねなく主治医に伝えたい」、また「保険証の二度見をやめて欲しい」(トランスジェンダー)などの声が上がった。

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