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2023年6月13日、政府は東証プライム市場に上場する企業に対して2030年までに女性役員比率を30%以上にすることを促す、女性版骨太の方針(女性活躍・男女共同参画の重点方針)を決定した。
同日、新たなダイバーシティ方針を公表したのが花王だ。2030年までに女性管理職比率と女性従業員比率が同じになることを目指す。
同社のサステナビリティレポートによると、花王グループの従業員に占める女性の割合は52.9%、女性管理職比率は30.5%だった(2022年)。女性従業員は2019年49.6%、2020年49.7%、2021年50.5%と推移している。
出典:花王サステナビリティレポート2023
つまり現状を鑑みると、グループ全体で2030年には女性管理職50%を目指す宣言とも取れるだろう。
一方で花王の女性従業員は28.9%、女性管理職は24.3%(2020年)にとどまる。
花王の広報は「2030年時点の具体的なパーセンテージはまだ想定していない」とした。