日常的に紙のノートを使っている。PCやスマホよりも、思いついたときにパッとメモを取りやすかったり、書いたことを忘れづらい気がしているからだ。
なるべく扱いやすく、気兼ねなくガシガシ使えて、ストレスの少ないノートを探していたところ、竹でできた紙を使用したノートを見つけたので、試してみることにした。
適度な固さで書きやすく裏うつりしにくい
マークスタイル・デイズ5 ノートB5 ブルー 税込み858円
撮影:森亮太
それがこの、「マークスタイル・デイズ5ノート」だ。竹製の紙を使ったノートは初めて使ったが、書き心地の良さに驚いた。
撮影:森亮太
紙の質感はやや固く、わら半紙や和紙ほどではないが少しザラザラしている。
そのおかげで、ペンや鉛筆の動きが手指でしっかり感じられ、頭の中で書こうとしている文字と、実際の手の動きが一致しやすくなっている感覚がある。これが気持ちいい。
裏うつりしにくいのでガシガシ使える
撮影:森亮太
固さのおかげか、強めの筆圧で書いても裏うつりがしにくいように感じられた。
おかげで、裏うつりを気にせずにガシガシ使うことができている。
固めの鉛筆やシャープペンシルで書いても同様だった。
筆記具や筆圧に関わらずに気兼ねなく使えるので、持ち運んで色々な場面で使いたいと思える。
目にも優しい
左が竹製の紙を使ったノート
撮影:森亮太
竹製の紙は茶色っぽい色なので、蛍光灯の下で使っていても光の反射が少ない印象を受けた。
勉強中は開きっぱなしでノートを参照したりするので、目が疲れにくいのはありがたい。
ホッチキスまで紙製
「Paper Staple」と示されているところが紙製のホッチキス
撮影:森亮太
ノートを綴じるためのホッチキスも紙製だ。
古紙回収に出した場合にホッチキス部も資源として再生されるので、より環境に優しい。
それだけでなく、紙製ホッチキスだと錆びて紙を腐食してしまう可能性がない。
実際に、公文書など長期間保存する必要がある書類をまとめるときは、錆びによる腐食を防ぐため、紙をひも状にした「こより」を使って綴じることも多いのだそう。
せっかくノートに書きつけたのだから、長く保管して後で見返せるのは嬉しい。
保存性の高さを活かして、日記として活用するのも良さそうだ。
価格は高め
Amazonの商品ページよりキャプチャ
このノートの欠点を欠点を挙げるとしたら、858円という高めな価格だろう。
AmazonでもMARK'S公式の出品から購入することができるが、送料も多めにかかってしまうようだ。
消耗品なだけにもう少し手頃に入手できれば気兼ねなく継続して使いやすいと感じたが、特別な一冊として大事に書き込んでいく使い方には良さそうだ。
竹の適度な消費が環境を守ることにも繋がる
撮影:森亮太
かごやざる、さじなど、さまざまな生活用品に使われていた竹だが、プラスチック製品の普及により消費量が減っている。
そのため竹林が放置され、成長の早い竹は光を求めて森林や里山に侵食し、植生や生態系に悪影響を及ぼす事態となっている。
この問題を解決するには竹の消費量を増やして適度に竹を減らすことが重要とされている。普段使っているノートを竹製に置き換えることでこの問題の解決に少しでも貢献できれば嬉しい。
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