アメリカ人は「お金持ち」になるには約3億円が必要と考えている —— 最新調査

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CFOTO/Future Publishing via Getty Images

  • チャールズ・シュワブがアメリカ人1000人を対象に行った調査によると、アメリカで"お金持ち"になるには220万ドル(約3億1000万円)が必要だという。
  • ただ、「自分は裕福だと感じる」と答えた回答者の総資産は平均して56万ドルだった。
  • ベビーブーム世代の67%は"お金"よりも"時間"が大切だと答えた一方、ミレニアル世代ではその割合は56%だった。

最新調査によると、アメリカで"お金持ち"になるには220万ドルが必要だ。

Logica Researchがチャールズ・シュワブの依頼でアメリカ人1000人を対象に行った調査では、回答者は自分の住む地域で「裕福だと見なされる」には平均して220万ドルの個人純資産が必要だと答えている。

回答者の48%は、自分は「やや」または「非常に」裕福だと感じると答えているが、そう回答した人々の総資産 —— 雇用主が保有する退職金を含むが不動産は除く —— は平均して56万ドルだった。

世代によっても大きな違いがある。自分が裕福だと答える割合が最も多かったのはミレニアル世代(57%)で、ベビーブーム世代では40%だった。ただ、自分が裕福だと答えたベビーブーム世代の平均純資産は69万2000ドルと最も多く、X世代では41万ドルだった —— 年齢層によって"裕福さ"の感じ方にかなりの開きがあることが伺える。

アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が2019年に公表した『Survey of Consumer Finances(SCF)』によると、2019年時点でアメリカの家庭の平均純資産は74万6820ドル、中央値は12万1700ドルだった。純資産が最も多かったのは当時の65~74歳だ。

世界一の富豪イーロン・マスク氏の推定純資産は、ブルームバーグのビリオネア指数によると2300億ドルだ。推定純資産が100億ドルを超えているのは、チャールズ・シュワブ氏を含め199人だという。

今回の調査では、回答者の半数以上が「お金よりも時間が大切」と答えている。ただ、これも世代間で大きな差がある。ベビーブーム世代では回答者の67%が「お金よりも時間が大切」と答えた一方で、ミレニアル世代ではその割合は56%だった。

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