無印良品 ポリエステル傘ケース 税込690円。
撮影:美里茉奈
急な天候の変化も多い季節。折りたたみ傘は便利だ。しかし、濡れた折りたたみ傘の持ち運びにいつも困っていた。
建物のエントランスなどにある傘袋はたいてい長い傘用だし、折りたたみ傘付属のケースに入れておくと水がしみ出してくる。
濡れたままの傘を持って片手がふさがるのは不便だし、バッグや他の持ち物が濡れるのも気になる……これらの諸問題を解決してくれたのが、無印良品の傘ケースだ。
さっと傘をしまって、持ち運びができる
スナップボタンがついた紐があり、バッグの持ち手などに留めて折りたたみ傘を持ち運ぶことができる。
撮影:美里茉奈
濡れた折りたたみ傘はカバンに入れたくない。このケースの紐にはスナップボタンがついていて、カバンの持ち手にくぐらせて留めることができる。カラビナなどを使わなくてももよいので、その分軽量だ。
ケースを丸めてスナップで留めれば小さくたためる。持ち運びにも便利だ。
撮影:美里茉奈
傘ケース自体の重さは50グラム。使わない時にはたたんでコンパクトにできるので、ケース自体を持ち運ぶ煩わしさはさほど感じない。
バッグについた水滴も拭き取れる
傘ケースを開いたところ。
撮影:美里茉奈
ケースには、三辺を囲むようにファスナーがついていて、フルオープンすることができる。裏地はマイクロファイバーで吸水性の高い仕様だ。使用後に乾きやすいのも嬉しい。
折りたたみ傘をしまう前に、バッグや服についた水滴を軽く拭き取ることもできる。
撮影:美里茉奈
手持ちの傘によっては入らないことも……
傘ケースそのものは、見ての通りシンプルなデザイン。長さは約30センチある。ほとんどの折りたたみ傘は収納可能だろう。
手持ちの折りたたみ傘とのサイズ比較
撮影:美里茉奈
現在私が愛用している折りたたみ傘、クニルプスの「VISION」を入れてみると……
ギリギリのところで、ファスナーが閉まらなかった。
撮影:美里茉奈
ファスナーが閉まりきらずに取っ手部分が若干はみ出てしまった。
個人的には、このくらいは許容範囲だが「傘を全部しっかりと収納したい!」という場合は、私が使っている28.5センチの傘よりも1~2センチほど短い傘をおすすめしたい。
また、このケースは完全防水ではないので、傘についている水滴が多い時は、水がしみ出して濡れることもあるかもしれない。ある程度、傘を水切りした上での使用が必須だ。
持ち運びのストレスをなくす
撮影:美里茉奈
濡れた折りたたみ傘を持ち歩くことは、それ自体が気持ち良いものではない。
せっかく使っていないときはコンパクトになるのに、濡れたままではバッグにしまえない。また濡れた傘がバッグや洋服に触れた場合は、素材も傷んでしまう。
かといって、長い傘はかさばるし、建物に出入りするたびにビニールの傘袋を使い捨てるのも気になっていた。
持ち運びも楽な折りたたみ傘とこの傘ケースで、それらが防げる。公衆エチケットとしても、ものを長くつかうというサステナビリティの観点からも、ベターな商品であると感じている。