雨脚が強い日は、傘をさしていても体や背負っているカバンが濡れてしまう。
アウトドア用のレインウエアは街中で使うには少しオーバースペックだし、結局カバンは濡れてしまう。カバンにパソコンや書類が入っているときは余計に神経を使うものだ。
そんな問題を解決してくれたのがPUEBCOの「VINTAGE PARACHUTE BARBER CAPE」というレインポンチョでである。
パラシュート生地を再利用したポンチョ
撮影:森亮太
このアイテムは、ユーズドのパラシュート生地を再利用して作られたレインポンチョだ。
床屋さんで髪を切ってもらうときに着るケープをモチーフにしたデザインで、ミリタリーな雰囲気を持ちつつもゆったりしたシルエットのおかげか、柔らかい印象を受ける。
撮影:森亮太
生地のテカリも控えめなので普段着とも合わせやすい。
カバンを背負ったまま着られるレインウエア
撮影:森亮太
個性的なデザインをしているこのポンチョだが、最大の利点はカバンを背負ったまま着ることができ、体とカバンの両方を雨から守れる点だ。
撮影:森亮太
前が短く、後ろが長くなっている着丈と、ゆったりしたシルエットのおかげでカバンを背負ったまま着ることができる。
後ろの着丈は実寸で約120センチ。身長178センチの私が着てもまだ丈には余裕があったのでより小柄な人でも着られるだろう。
後から見たシルエットが意外とスッキリしているのも気に入っているポイントだ。
ただしフードはついていないのであくまで傘と併用するのが前提になる。
前の着丈が短めとはいえ、着る人の身長によってはズボンのポケットにアクセスしにくくなるかもしれない。ポンチョ本体にポケットがないのは少し残念だった。
カバンを背負ったままガバっと羽織るだけ
撮影:森亮太
使い方は簡単で、カバン背負ったままガバっと羽織るだけだ。
床屋さんのケープをモチーフにしているだけあって、腕を通す部分が広く作られていて脱ぎ着しやすい。
撮影:森亮太
着た後は前側3カ所のマジックテープを止める。
フードがない分、首元がスッキリしているのも気に入っている。
軽量で持ち運びやすい
撮影:森亮太
パラシュートの生地を再利用しているだけあって、このポンチョは軽量で丈夫にできている。適当に畳んで雨が降りそうなときはカバンに突っ込んでいる。
収納用の袋が付属しないのは残念だったが、メッシュポーチを別途調達して収納袋として活用している。
しっかりと撥水
撮影:森亮太
最新の防水透湿素材には敵わないが、しっかりと水滴をはじいてくれる。
さすがに長い時間雨にうたれ続けると染みてきてしまったが、街中で使う分には十分な撥水性能だった。
梅雨の長雨に秋の台風シーズンと、まだまだ雨と付き合っていかなければならないが、このポンチョで体とカバンを守って雨の日も臆することなく出かけていきたい。