ロシアの民間軍事会社ワグネル・グループのリーダー、エフゲニー・プリゴジン。2023年6月24日、ロシアのロストフ・ナ・ドヌで。
Prigozhin Press Service via Associated Press
- 日本時間6月26日朝の時点で、エフゲニー・プリゴジンは24時間以上テレグラムに投稿していない。
- ワグネルのボスは通常、64万人以上のフォロワーに対して1日に何度も投稿している。
- 最後に投稿したのは、土曜日に反乱の終結を告げる音声メッセージだった。
エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)はシャイな男ではない。
反乱を決行するまでの数週間、民間軍事会社ワグネルのトップは、ウクライナでの戦争やロシアの軍事指導者たちとの確執について、たびたび、そして怒りに満ちた投稿をし、通常はテレグラムで数十万人のフォロワーに1日に何度もそれを共有していた。
しかし、58秒の音声メッセージで反乱の突然の終結を宣言して以来、いつもは饒舌なワグネルのボスは沈黙を守っている。彼の個人アカウントも、200万人近いフォロワーを持つテレグラムの公式チャンネルも、アメリカ東部時間6月24日午後1時29分以降、アクティブになっていない。
プリゴジンは最後のメッセージで、流血を避けるためにモスクワへの進軍を終了すると主張した。このメッセージは、約130万人のフォロワーを持つ彼の会社「コンコード(Concord)」のプレスアカウントで、現在810万回以上閲覧されている。また、64万人以上の購読者を持つ彼の個人アカウントでも共有された。
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Aleksandr Lukashenko)大統領が行ったとされる取引で、プリゴジンは亡命の提案を受け入れたと見られている。
プリゴジン本人はその合意についてコメントしていないが、プリゴジンの代理人はロシアのメディアに対し、近いうちにまた発言するだろうと語った。
フィナンシャル・タイムズによると、「彼は(携帯電話の)電波状況が良ければ誰の質問にも答えるだろう」と広報担当者は語った。