撮影:高橋真紀
そうめんの美味しい季節がやってきた!暑さでバテていてもつるっと食べられるそうめんは、夏の食卓の強い味方。
一方で、気づくと麺同士がくっついていて、ひと口分取ろうとしたらお皿の上のそうめん全部持ち上げちゃった、なんてこともよくある。
時間が経ってもくっつかない茹で方はあるのか? 3通りの方法で比較してみた。
1)パッケージ通り茹でる
撮影:高橋真紀
まずは、一般的なそうめんの茹で方から検証していこう。パッケージには、2把(100グラム)なら約1リットルのたっぷりのお湯で、1分30秒〜2分茹でると記載されている。
今回比較に使ったのはこちらの揖保乃糸。
撮影:高橋真紀
パッケージ通りに茹でていく。
撮影:高橋真紀
1分30秒後、茹で上がったら手早くザルに移し、流水でよくもみ洗いする。この時、ぬめりをよく洗い流すと時間が経ってもくっつかないらしい。
2)茹でない
撮影:高橋真紀
次に試したいのは、SNSで見つけた茹でない茹で方。沸騰したお湯にそうめんを投入し、再沸騰したらフタをして火を止めて5分間待つという方法だ。
撮影:高橋真紀
撮影:高橋真紀
5分後、フタを開けるとそうめんが鍋底に沈んでいた。茹で上がったら、1)と同様に流水でよく洗う。
3)電子レンジ
撮影:高橋真紀
夏は暑いからできるだけ火を使いたくない。もし電子レンジが有効だったら、これが一番楽だろう。
撮影:高橋真紀
まず耐熱ボウルに水を入れ、10分ほど電子レンジにかける。そこにそうめんを投入し、パッケージに記載の茹で時間にプラス2分、ラップをせずにそのまま加熱する。
撮影:高橋真紀
ボウルからザルに移して、1)2)と同様に流水でよくぬめりを洗い流せば完成。
1時間後、一番くっつかなかったのは……
左から、パッケージ通り、茹でない、電子レンジ。
撮影:高橋真紀
1時間後、どれが一番くっつかないかを調べるため、麺を持ち上げてみた。まずは1)のパッケージ通り茹でたものから。
撮影:高橋真紀
くっついている。ひと口サイズにしていなかったら、全部塊になってついてきそうだ。
次は、2)の5分間火を止めて茹でたもの。
撮影:高橋真紀
SNSで見た評判に比べると「普通にくっつくじゃん」というのが正直な感想。確かに1)よりくっついてない気もする。
最後に3)の電子レンジ調理のそうめんを試した。
撮影:高橋真紀
意外と一番くっついてない。するっと麺を持ち上げることができた。
2)3)はくっつきこそ少ないものの、少しふにゃっとしていて伸びた麺のような食感なのが気になった。一方で、1)は少し芯に歯ごたえを感じるつるっとしたのどごし。パッケージ通り茹でるのが個人的には一番美味しかった。
残念だが、そうめんはどうやって茹でても多少はくっついてしまうようだ。結局、氷水に浮かべたりひと口サイズに丸めるのが解決策なのだろうか。
ベストは、くっついてしまう前に食べ終えることかも……。