あなたの副業が「時間の無駄」かもしれないときの4つのサイン

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本記事の著者スージー・ムーア氏

Susie Moore

  • ニューヨークで活動する有能なライフコーチのスージー・ムーア氏は、副業についての著書もあり一家言を持っている。
  • 彼女は副業の開始や規模の拡大を通じてたくさんの人を指導し、副業が行きづまりそうなサインをいくつか特定した。
  • たとえば、お金が稼げず、継続できず、誰かの問題をしっかり解決できないなら、その副業の見通しは暗い。

「私のサイトの更新には700ドル(約10万円)近くかかるが、そんなお金はない」

最近、フェイスブックの副業グループでそんなコメントを目にしたのだが、私は思わず首を振ってしまった。自分のウェブサイトを更新する700ドルがないのなら、まだ本当の副業とはいえない。趣味の段階だ。

なぜなら違いを生むのは、資金なのだから。

あなたの副業が、本業以外の時間の有効活用ではなく、時間の無駄かもしれないサインをいくつか紹介しよう。

1. 十分な収益を稼いでいない

自分の収入を見てほしい。毎月お金を稼いでいるだろうか? 収入が増えていないとしても、少なくともかなり安定しているだろうか?

立派な計画はあるが、収益がないビジネスを私はたくさん見てきた。そうなるのは、副業する人の意識が間違ったことに向いているせいだ。間違ったこととは、完璧な屋号、すばらしいインスタグラムのページ、(訪れるユーザーのいない)「イメージにぴったり」のウェブサイトなどだ。そこには、ひどい名刺を作ることも入るだろう。

確固たる副業の証は見えないところではなく、銀行口座にある。売上があるなら、あとは流れにまかせればいい。そうしたら、私のようにコンピューターに詳しくない人は小躍りする。売上があるならアウトソーシングできるからだ!

2. 安定していない

ほかの成功しているものと同じく、副業も長期間安定していなくてはならない。だが、大半の人があまりにすぐ挫折してしまい、1周年を迎えられる副業すらほとんどない。時間をかけたことが報われるのは、最初に大きな労力をかけたときではなく、たいていは長い時間が経ってからだ。

すぐに飽きてしまったら、成長し拡大するのはほとんど不可能だろう。やる気の出ないものに取り組むのは感情的な負担が大きい。心からワクワクするものを選べば、生産性を維持し、うまくいく可能性がかなり高い。

3. 名前を売り出すつもりがない

これは重要なことだ。成功するビジネスには、創業者の名刺となる知名度の要素が欠かせない。恥ずかしがっていてはどうにもならないのだ。

自分のことが知られていないと、雇ってもらえたり、製品やサービスを購入してもらえたりしない。私は最初、ビジネス向けのブログを書くことで、ライフコーチングを実践し広げていった。マリ・クレール(Marie Claire)やマインド・ボディ・グリーン(MindBodyGreen)といった素晴らしいサイトに寄稿することで、自分のアドバイスを何千人に届けることができる。

4. 何の問題も解決していない

個人事業主になるのは、バリ島でドラゴンフルーツのスムージーを片手にノートPCで仕事をする、SNSで見かける夢のような姿ではない(それに、ビーチで仕事をしようとしたことがあるなら、それがあまり楽しくないこともわかるだろう)。

現実の問題を解決しなくてはならないのだ。親が子どもに金融リテラシー教育をする手伝いをしているだろうか? 継続できる自分なりのダイエット法を発信しているだろうか? ウェディングプランナーになって、式当日の花嫁の負担を軽くしているだろうか?

お金を稼ぐ方法は無数にあるが、辞表を提出し、おしゃれなカフェを仕事場にする夢を見るだけではお金は稼げない。誰かが現在抱えている問題を解決することが重要なのだ。作家のジグ・ジグラーが言っているように、「欲しいものを手に入れる秘訣は、誰かが欲しいものを手に入れる手助けをすることだ」

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