顔パックに包丁、文房具…新装開店したハンズ新宿店は“インバウンド“狙い撃ち

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6月29日にリニューアルオープンする「ハンズ新宿店」。新宿駅直結の「タカシマヤ タイムズスクエア」のロゴも新しくなっている。

撮影:横山耕太郎

新宿駅新南口エリアにある「ハンズ新宿店」が2023年6月29日、リニューアルオープンする。

オープン前日に開かれたメディアや関係者向けの内覧会では、ハンズ社長の桜井悟氏が「インバウンド消費」への期待を口にした。

「ハンズはコロナの影響を大きく受けたが、昨年10月からインバウンドが戻ってきており、この春は都市部ではピーク時の7割くらいになっている。今回の改装ではインバウンド向けに商品を各フロアに散りばめている」

「カインズ」が都心初出店

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新装開店の前日に開かれた内覧会。ハンズ会長でカインズ社長の高家正行氏らが出席した。

撮影:横山耕太郎

ハンズはもともと東急不動産ホールディングス(HD)の傘下にあり、「東急ハンズ」として営業してきた。

しかし2022年3月に同HDとの資本関係がなくなり、ホームセンター大手の「カインズ」(ベイシアグループ)の子会社になった。同年10月には、社名も「ハンズ」に変更している。

ハンズ新宿店はこれまで、「タカシマヤ タイムズスクエア」の2階〜8階で営業してきたが、リニューアル後の8階部分にはカインズが出店する。カインズの都心部への出店は初めてとなる。

「インバウンド志向」を打ち出した新生・ハンズ新宿店の店内を取材した。

ハンズ新宿店のメインエントランスのある2階。

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壁一面に「グリーティングカード」を並べたコーナーもある。カードは約2000種あるという。

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撮影:横山耕太郎


3階「ヘルス&ビューティー」フロアでは、フロアの中心に「フェイスマスク」を設置。フェイスマスクは特にアジア人観光客に人気で、改装後は商品数を1割増やしたという。

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「爪切り」も外国人観光客に人気。改装後のフロアでは、目立つ位置に「日本製」と表示してアピールする。

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撮影:横山耕太郎


外国人にも人気だという文房具は、試し書きも充実している。

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撮影:横山耕太郎


4階「文具」のフロア。キャラクターなどの「ナノブロック」が外国人から人気。改装前に比べてブロックの売り場を2倍に拡大した。

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漢字の名札やハンコなどの人気商品も、レジ近くで販売している。

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日本製の「シール」も人気。商品数は改装から2割増やしたという。

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外国人から根強い人気の「包丁」は新しくコーナーを設けた。300種類がそろい、試し切りなどもできるという。

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刃の部分に模様が浮かぶ「ダマスカス包丁」が、特に外国人観光客に人気だという。

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6階「DIYツール」のフロアでは、カンナや小刀などの「和工具」が人気。商品数は改装前の3倍に増やした。

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新設された「体験スペース・HANDS DO」では、毎日体験イベントを開催。外国人にも人気の「金継ぎ体験」なども予定している。

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7階はキッチン用品・寝具などのフロア。「弁当箱」はインバウンド需要が高く、商品数を2倍に増やしたという。

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「超小型の水筒」も外国人から人気。売り場の目立つ位置に展示している。

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都心部には初出店となるカインズ。郊外型の店舗では1万平方メートルほどの店舗もあるが、今回の店舗は950平方メートル。

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カインズの他店舗では、外国人観光客から「壁を装飾する商品」などが人気だという。

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