イギリスの大学グループがAI活用ガイダンスを制定…「AIの躍進はすでに我々を変えつつある」

大学の卒業式

学生たちは新たなガイダンスの下、「AI使い」を目指すことになる。

Boston Globe / Contributor / Getty Images

  • イギリスの大学グループが、学生および職員がAIをフル活用するためのガイダンスを発行した。
  • ラッセル・グループは、24校の副総長の支持を得て、この指針を作成した。
  • 加盟校は、テクノロジーが発展しても、自校の品位は守ることを誓った。

イギリスの大学グループが、学生および職員が生成AIをフル活用して良いという、一連の指針に同意した。ただし、倫理的に使うことが条件だ。

ラッセル・グループ(Russell Group)は、オックスフォードやケンブリッジを含む、イギリスの24の主要大学で構成されている。このほど、全校の副総長の支持を得て、この指針を作成した。

学生および職員が「AIマスター」になる支援を約束する内容がまとめられている。ガイダンスによると職員は、学生が生成AIツールを使うサポートをし、テクノロジーの倫理的な使用が可能となるように、各自の教育および試験方法を合わせなければならないという。

大学側も同様に、テクノロジーの発展に伴い、自校の品位を守りながら、最良の方法を伝えられるよう一丸となることを誓うとしている。

こうしたガイダンスは初めてのものではないが、教育機関による生成AIへのアプローチ計画が変化してきているのを示していると言っていいだろう。

教育現場はこの新たなテクノロジーで一番最初に混乱することとなった。教師や教授の多くは、広がるカンニングの対処に追われたAIを使ったかどうか、見破るのは難しい。

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