15万5800円は高いか安いか。モトローラの本気の折りたたみスマホ「razr 40 ultra」日本上陸

motorola razr 40 ultra

モトローラは2023年6月にグローバルで発表した新型折りたたみスマホの日本導入を発表した。

撮影:小林優多郎

レノボ傘下のスマホメーカー・モトローラが7月6日、折りたたみスマートフォンを含む新機種の国内販売を発表した。

新機種は以下の2種類で、いずれもモトローラのラインナップの中では上位機種にあたる。発売日は両機種ともに7月21日予定。

  • motorola razr 40 ultra……直販価格15万5800円(税込)
  • motorola edge 40……直販価格6万4800円(税込)

特にrazr 40 ultra(レイザーフォーティーウルトラ)は、モトローラとしてはグローバルでは4世代目、日本市場向けには2代目の折りたたみ(フォルダブル)スマホとなる。

日本向け初代と言える「razr 5G」から、2年以上の時を経てどのような点が進化したのか確認してみよう。

閉じたまま使える3.6型背面ディスプレイ

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3.6型1066×1056ドットのアウトディスプレイ(同梱するクリアカバーをつけた状態)。razr 40 ultraは閉じた時の厚さが15.1mm、重量は188g。

撮影:小林優多郎

razr 40 ultraでまず目に飛び込んでくるのは、アウト(背面)ディスプレイだ。

razr 5Gでも「クイックビューディスプレイ」という背面ディスプレイを搭載していたが、razr 5Gが2.7型800×600ドットなのに対し、razr 40 ultraは3.6型1066×1056ドットでかなり大きくなっている。

画面比率的には正方形に近いが、2つの背面カメラがディスプレイの表示領域に配置されているため、実行領域はやや横長になる。ただ、筐体(きょうたい)の際まで表示領域が広がった様は圧巻だ。

Googleマップを表示

Googleマップを表示してみたところ。左下隅が通知アイコンや「戻る」などの操作ボタンの置き場になっている。

撮影:小林優多郎

背面ディスプレイだけでも大体のことができる。電話や電卓などはもちろん、Googleマップやゲームなども起動できる。

razr 5Gから引き続きFeliCaを搭載せず「Suicaなどのタッチ系の電子マネー使えない」という欠点を持っているが、モトローラの担当者によると「PayPayやau PAYなど決済サービスの2次元コードが表示可能」とのことで、スマホ決済ユーザーにとっては便利なはずだ。

開いた時

6.9型2640×1080ドットのメインディスプレイ。

撮影:小林優多郎

そして、開けば6.9型2640×1080ドットというかなり縦長な画面が広がる。こちらもアウトディスプレイ同様、額縁のギリギリまで広がったデザインになっている。

日常的な利用は閉じたままで、動画を見たり文字を入力したりする作業が必要な場合などには「開く」といった運用になるだろう。

「わざわざ開いたり閉めたりする必要があるのか」という声も聞こえてきそうだが、この2つのサイズ感を持つスマホがポケットに違和感なく入るという点は魅力に感じるところだ。

「途中で止まる」ライバル機種に追いつく

公式動画でも折れた状態のまま使う方法が紹介されている。

出典:モトローラ

razr 40 ultraのもう1つの進化ポイントはヒンジだ。razr 5Gでは「開ける/閉める」の選択肢しか無かったが、razr 40 ultraには「途中で止める」という選択肢ができた。

モトローラはこの途中で止めて使う状態を「フレックスビュースタイル」と呼んでいる。見た目は化粧に使うような「手鏡」に近い状態になる。

フレックスビュースタイル

モトローラは折ったままで使う機能類のことを「フレックスビュースタイル」と呼んでいる。

撮影:小林優多郎

フレックスビュースタイルにすると、スマホスタンドなどを使わずにrazr 40 ultra自体を自立させて、セルフィーをしたり、動画を見たり、ウェブ会議に参加したりできる。

ただ、こうした機能はrazrシリーズ同様に縦方向に折れるサムスンの「Galaxy Z Flip4」でもほとんど同じ機能が実装されている。さらに言えばGalaxyは2020年発売の「Galaxy Z Flip」から「フレックスモード」という名前で実装していた。

あえてGalaxy Z Flipシリーズとの違いを挙げておくのであれば、やはりそれは大きなアウトディスプレイとなる。

動画撮影時のメインディスプレイ

フレックスビュースタイルで動画撮影時のメイン側の表示。

撮影:小林優多郎

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一方で、アウトディスプレイにもプレビューが大きく表示される。

撮影:小林優多郎

最もわかりやすいのはカメラアプリ起動時だ。

razr 40 ultraをフレックスビュースタイルにして動画撮影をしようとすると、6.9型のメインディスプレイの半分にはプレビュー映像、もう半分にはシャッターボタンなどの操作系が並ぶ。そして、同時に3.6型のアウトディスプレイには被写体向けのプレビューが表示される。

横に持つと昔のビデオカメラのような感じになるのだが、撮っている人だけでなく、撮られている側もしっかり映像を確認できるというのは、動画全盛の時代にあった仕様なのではないかと感じた。

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