UUUMが7月10日に公表した適時開示。
Business Insider Japan
大手YouTuber事務所のUUUMが通期業績予想を下方修正し、最終損失が10億5000万円の見通しとなることがわかった。7月10日、適時開示で公表した。
UUUMは4月14日に開示した業績予想では、営業益5〜7億円、最終利益0〜1億2000万円の見通しを公表していた。
適時開示より抜粋。赤線部分はBusiness Insider Japan編集部の加工。
出典:UUUM
UUUMは修正の理由として、YouTubeショートの再生数が増加したことから「YouTubeショートを除く動画再生回数が当初の想定を下回る推移をしたこと」、所属タレントなどの「P2C(Person to Consumer)ブランド」の評価損を背景に、「販売費及び一般管理費が約1.7億円増加」したこと、保有する投資有価証券の評価損3.1億円を特別損失として計上したことを挙げている。
P2Cブランドの棚卸資産評価損に関しては、新型コロナウイルス感染拡大の需要増を見込んだものの、想定どおりの需要とならず、評価損を計上するに至ったと説明している。
なお、UUUMは6月1日付けで創業者の鎌田和樹氏が代表取締役会長から代表権のない取締役会長に就くなど、新たな経営体制に移行している。