「35歳、キャリアの踊り場感がハンパない」。中堅が出くわす閉塞感を打ち破る3つのアクションプラン

その転職の常識、間違ってない?

zorazhuang/Getty Images

今回は、こちらの応募フォームからお寄せいただいた読者の方からのご相談にお答えします。

30代後半の方が「キャリアの踊り場に入った」と、焦りを感じていらっしゃるようです。


Aさん

Aさん

今年で35歳になった者です。ここ2、3年で顕著に感じることなのですが、自分のキャリアが頭打ちになったような感覚に苛まれています。面倒を見ている後輩が何人かいますが、後輩たちのほうが荒削りながらよほど勢いがあり、気圧され気味です。

踊り場感がハンパない現状をどうにかしたいのですが、何をすればいいのか分かりません。ぜひアドバイスをお願いします。
(Aさん/30代後半/男性/企画部門)


Aさんの感覚は、「ごく当たり前のもの」といえますね。人は同じ仕事を長く続けていればマンネリ感を抱き、飽きてくるものです。年齢にかかわらず、そういうものなんです。

特に30代となると、仕事に慣れて自信がついてくる一方、結婚や出産、住宅購入などのライフイベントを迎え、「守るもの」ができる人も多くいらっしゃいます。

転職を考えるにしても、独身時代と比べると制約が増え、「自由がなくなった」と感じがち。それが閉塞感、踊り場感を強める要因の一つといえるかもしれません。

また、30代はマネジメントに移るタイミングでもあるのですが、現場の第一線で動く「プレイヤー」志向が強い方なども立ち止まって悩むケースがよく見られます。

マネジャーに就任したものの、面白みややりがいを感じられない。このままマネジメントの道を歩むか、それとも現場に戻ってスペシャリストの道を極めていくか——悩んで停滞してしまう人も少なくありません。

もちろん、スペシャリストの道を歩みながらも、新たなチャレンジをする機会がなく、「自身の成長が止まってしまった」という声もよくお聞きします。

踊り場を脱するために「何かを変える」行動を

「踊り場感がハンパない現状をどうにかしたい」というAさんに送るメッセージとしては、「何かを変える行動を起こしてください」ということです。今の仕事の延長線上には、特効薬はないと思います。

おそらくAさん自身も「何かを変えなくては」と自覚しているでしょうから、具体的な方法をいくつかご提案します。

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