ディズニーのボブ・アイガーCEO、任期2年延長の内幕。今度こそ正しい後継者を選ぶため?

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ディズニーのボブ・アイガー CEO。

RB/Bauer-Griffin/GC Images

ウォルト・ディズニー・カンパニー(Walt Disney Company)は2023年7月12日、ボブ・アイガーCEOとの契約を2026年まで2年延長したと発表した。

アイガーは、破壊的でコストのかかるストリーミングへの移行や深刻化する経済の逆風の中でも会社を安定させるため、リストラや広範囲なコストカットを行ってきた。

アイガーは13日、CNBCの取材に対し、自分は多くのことを成し遂げてきたが、さらにやるべきことがたくさんあるとの認識で取締役会とは一致していると語り、自分が長く会社に残ることで他の幹部が自己成長のための時間を与えられると述べた。これは、自身の後継者探しの必要性を匂わせるものだ。

アイガーは、リニアテレビ(編注:従来の ケーブルテレビやCS放送など、設定されたスケジュールに従って視聴できる番組) 事業が予想以上のスピードで衰退していることなど、同社が直面する課題に対処するための自分の能力が「非現実的」だったかもしれないと認めている。「それが私が残る理由のひとつだ。やるべきことはたくさんある」

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