猛暑の中、おかずの作り置きや下ごしらえを先に済ませて、なるべく調理時間を短縮したい。
しかしレシピサイトなどで作り置きレシピを見てみると、使い捨てのチャック付きポリ袋を使用するレシピも多い。
作り置きはしたいが、環境的にも経済的にもなるべく使い捨てのものは減らしたい。
そんなときに、ピッタリな保存容器を見つけた。
繰り返し使える保存容器
Zip Top ディッシュ L カラー:frost 税込み3410円
撮影:森亮太
Zip Topは、冷蔵・冷凍保存から電子レンジ、湯煎、食洗機洗浄まで対応している保存容器。
タッパーと使い捨てのチャック付きポリ袋の中間のようなプロダクトだ。
形は4種類あり、今回は平底で横に長い「ディッシュ」というタイプのものを選んでみた。
シリコン素材でできており、触ってみると弾力が強く、しっかりとした厚みがある。
裏面には具材を入れられるリミットが示されている。
撮影:森亮太
試しに爪で引っ掻いたりもしてみたが、弾力のある肉厚な構造のおかげか破れる気配はなく、かなり丈夫にできている印象を受けた。
これなら一度の使用で劣化してしまったりせず、繰り返し使うことができそうだ。
撮影:森亮太
全体が一つのパーツでできていて、チャック部分も大きいので洗いやすかった点が気に入っている。
湯煎調理にも対応しているので煮沸消毒もでき、清潔に保つことができそうだ。
気になった点としては、シリコン素材なので表面に塵やホコリが付着しやすい。
素材の特性上仕方ないが、誤って床に落としたり、長い間戸棚で保管している場合は、しっかり洗う必要はあるだろう。
冷凍保存から電子レンジまで、実際に使ってみる
撮影:森亮太
今回は作り置きの一歩手前で、後は焼くだけといった状態にするための下ごしらえをしてみる。
用意するのはZip Topと鶏もも肉、塩麹だけ。
撮影:森亮太
まずはZip Topに鶏もも肉を入れる。
口がガバッと大きく開くので具材を入れやすい。
撮影:森亮太
鶏もも肉を入れたら塩麹を入れてよく揉む。
撮影:森亮太
口をしっかり閉めたら冷凍庫で保存する。
密閉はできないので、しっかりと立てて置く必要がある点には注意が必要だ。
5分とかからずに準備ができたので、出勤前の忙しい朝でもその晩の下ごしらえをサッと済ますことができそうだ。
平底の構造のおかげで自立するので、冷蔵庫・冷凍庫の中でも安定してくれるのは嬉しいポイント。
Zip Topで自炊の手間と、プラスチックの消費を減らすことができた
完成した「鶏もも肉の塩麹漬け」。
撮影:森亮太
数日後に、冷凍保存しておいた鶏もも肉の塩麹漬けを焼いて食べてみた。
撮影:森亮太
冷凍庫から取り出し、口を少し開けてそのまま解凍した。
電子レンジに対応しているので、皿などに移さずそのまま解凍できるのがありがたい。
撮影:森亮太
解凍した鶏もも肉を、少し油を引いたフライパンで焦げ目がつくまで焼いていく。
冷凍していたが焼いていくにつれ塩麹のいい香りがしてきた。
撮影:森亮太
簡単な下ごしらえと調理だったが、鶏もも肉に塩麹が絡んで旨みがよく出ていた。
公式HPによれば、1年間、1週間に1枚使い捨てフリーザーバッグを使用した場合(合計55枚)とZip Topを1年間使用した場合を比較すると、 二酸化炭素を約0.39kg CO2e*削減できる計算になるそうだ(*CO2e: CO2e Equivalentのこと。温室効果ガスを二酸化炭素に換算した際、どのくらい気温を上昇させるか影響を持つのかを示す単位)。
このアイテムを使えば、今回の下ごしらえのような用途だけじゃなく、ポリ袋のゴミが出やすい湯煎調理なども、プラスチックのゴミを出さずに簡単に行うことができそうだ。
日々生じるプラスチックゴミを削減するだけでなく、料理の幅まで広げてくれるアイテムだと感じた。
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