メタ独自の対話型AIは、「オープンソース」と呼べる代物ではない

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メタのマーク・ザッカーバーグCEO。

Drew Angerer/Getty Images

メタ(Meta)は7月18日(米国時間)、商用利用が可能な大規模言語モデル「Llama 2」を公開した。同社はLlama 2を、世界屈指のテック企業が提供する世界最高水準のオープンソースAIだとして宣伝している。

だが、そういうわけでもなさそうだ。

Llama 2へのアクセスを求めるユーザー向けの利用規約では、大規模ユーザーには、小規模企業や個々の開発者と同様のアクセス権は付与されないと規定している。

月間アクティブユーザー数(MAU)が7億人以上というユーザー基盤を持つ企業がLlama 2の使用を希望する場合は、モデルの使用を「リクエスト」する必要がある。アクセス権を付与されるかどうかは、ライセンスに基づきメタが「独自の裁量で」決定する。大企業やプラットフォームに「この権利が明示的に付与され」た場合にかぎり、Llama 2を使用することができる、とメタは説明している。

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