元グーグル採用担当者は、ChatGPTを使って履歴書をアップグレードすることを勧める。
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- 元グーグル採用担当者によると、履歴書でよくある間違いは、文字や言葉が多すぎることだという。
- 簡単に回避することができるこの間違いを見つけた時点で、その志願者が先に進む「チャンスはゼロ」だという。
- 彼はChatGPTの助けを借りて、簡潔な履歴書にすることを勧めている。
元グーグル(Google)採用担当者が、履歴書(職務経歴書)によくある間違いを明かした。この間違いをしてしまっている志願者は、同社で理想の仕事に就くことはできないという。
グーグルへの入社は信じられないほど狭き門だ。志願者は年間200万人にものぼり、ハーバード大に入るよりも難しいとフォーブス(Forbes)は2014年に報じている。だから、最初から採用担当者に好印象を与えることが必須となってくる。
エグゼクティブ人材プラットフォーム、コンティニュアム(Continuum)の共同創業者でCEOのノーラン・チャーチ(Nolan Church)は2012年から2015年まで、グーグルで採用担当者として働いていた。CNBCに対し、「一番見たくない履歴書はおそらく、文章の塊だ」と語り、「言葉ばかりであまり文脈のない文章が延々と書いてあるもの」とチャーチは説明した。
チャーチによると、こうした書き方であることが分かると「その人が先に進むチャンスはゼロだ」という。「簡潔」である能力は極めて重要なスキルであり、それができないということは、その志願者は「仕事においても簡潔に書けるはずがないとうこと」なのだ。
チャーチのアドバイスは、ChatGPTやGrammarlyといったアプリの助けを借りて整え、簡潔な履歴書にすることだ。
グーグルは2023年、コスト削減のために従業員1万2000人のをレイオフした。よって、採用は減り、選考はさらに厳しく、難しいものになるものと思われる。
元グーグル幹部で、同社に20年務めたラスズロ・ボック(Laszlo Bock)は在籍中、2万以上の履歴書を見た。
ボックによると、一番多い誤ちは、誤字、書式が整っていない、長すぎる、などだ。
「経験則上、職歴10年につき1ページで良い」とボックは述べた。
「面接室に入ってしまえば、履歴書はあまり関係ない。だから、履歴書は短くすること」