無印良品が企画・デザインを担当し、古民家をリノベーションした中長期滞在型施設「MUJI BASE KAMOGAWA」(千葉県鴨川市)が、8月1日(火)にオープンする。
全国初の「MUJI BASE」であるこの施設では、地域に根差した暮らしが体験できる。
8月1日(火)にオープンする「MUJI BASE KAMOGAWA」
良品計画
「MUJI BASE KAMOGAWA」があるのは、東京から一番近い棚田である大山千枚田が残る自然豊かな場所。
無印良品によって新たな命を吹き込まれた、築100余年の古民家が舞台だ。
施設内は古民家ならではの意匠を残しながらも、無印良品の家具や家電などを配置し、現代のライフスタイルに合わせたこだわりの空間となっている。
もう一つの暮らしの拠点として
良品計画
鴨川での日常生活を中長期で楽しんでもらうため、予約は2泊以上からの受付。
過度なサービスはなく、自宅のように日常を過ごせるもう一つの暮らしの拠点というイメージだ。宿泊時には、無印良品の各種アメニティが用意される。
有料の食材セットを予約しておけば、地域の旬の食材を使った食事を楽しめるのも嬉しい。日々の忙しさから少し離れて、ほっとした時間を過ごせそうだ。
農業を体験できるプランも
「髙橋メロン農園」での「千葉アクアメロン」の収穫体験も可能
株式会社良品計画
地域に根差した暮らしをテーマにしているMUJI BASEならではのアクティビティとして、生産者から農業を学びながら体験できるプランなどを、宿泊者限定で提供予定。
8月は、「千葉アクアメロン」収穫体験や、牧場酪農体験などを中心に、宿泊者のニーズに合わせた複数のプランが用意されているそう。
通常の旅行や宿泊ではできない、地域の生産者と直接かかわるという体験も魅力的だ。
注目を集める空き家の活用
株式会社良品計画
最近では働き方改革によるワーケーションなど、暮らしの拠点を増やす動きが少しずつ広まり始めている。その拠点の一つとして、空き家を活用した施設も徐々に増加している。
MUJI BASEは、首都圏に集中する住宅や使われていない古民家、失われていく郷土文化の継承などの社会課題に注目。今後も遊休不動産等を活用したMUJI BASEを、日本各地で拡大していくとのこと。
複数拠点での生活が当たり前になる日も、そう遠くはないのかもしれない。