ThreadsはTwitterの代わりにはなれない。メタが作ろうとしているのは「インフルエンサーの溜まり場」

TwitterとThreads

Threadsには、Twitterを多くのユーザーにとっての特別な場所にしていた「何か」が欠けている。

Twitter, Threads, Tyler Le/Insider

マーク・ザッカーバーグ率いるメタ(Meta)の新しいSNSアプリ「Threads(スレッズ)」は、サービス開始から1週間足らずでユーザー数が1億人を突破し、爆発的なスタートを切った。

データ追跡会社クラウドフレア(Cloudflare)によると、ThreadsはTwitter(ツイッター、現在のサービス名は「X(エックス)」)のトラフィックを大幅に奪う形で、史上最速ペースの成長を記録したという。イーロン・マスクがTwitterを買収し、混乱が続くようになって以来、ユーザーが求めてきたTwitterの代替アプリとしてThreadsは歓迎されている。

ThreadsはTwitterに酷似しているが、決定的な違いがいくつか存在する。

検索機能はアカウントの検索に限られており、ユーザーの投稿を検索したり、トピックで検索したりする機能はない。トレンド閲覧ページがないため、どのような話題が盛り上がっているのかを確認することはできない。通知設定も使いづらく、DM(ダイレクトメッセージ)機能はなく、フォローしているアカウントの投稿だけを表示するオプションもない。

Threadsを開発したInstagram(インスタグラム)の責任者アダム・モッセーリは、こうした機能の多くは開発中であると述べているが、たとえ機能が向上しても、真の意味でTwitterに取って代わることはないことが明らかになりつつある

それは、メタがTwitterの後釜を狙おうとしているわけではないからだ。

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