写真左から「Galaxy Z Fold5」、「Galaxy Z Flip5」。
出典:サムスン
サムスンは7月25日(現地時間)、新型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip5」「Galaxy Z Fold5」をグローバル向けに発表した。
発売時期は両機種ともに8月11日。価格はGalaxy Z Flip5が999ドル(約14万円)から、Galaxy Z Fold5が1799ドル(約25万3000円)から。いずれも最速での販売地域は「一部の国と地域」となっており、日本発売は現状未定。
折りたたみ時の使い勝手が向上した「Z Flip5」
縦に折る「Galaxy Z Flip5」。アクセサリーなしで自立させて使える。
出典:サムスン
Galaxy Z Flip5は縦折り型の折りたたみスマホで、普段は縦長の画面、ポケットにしまう時や通知の確認、音楽の再生などは折りたたんだまま使える「フレックスウィンドウ」で操作できる。
2022年8月に発表した前機種「Galaxy Z Flip4」に比べ、フレックスウィンドウは3.4型に大型化。正面カメラを避ける形で凹になっている部分があるため、表示領域は数値より狭まるが、セルフィーの撮影がよりしやすくなった。
Galaxy Z Flip5 の「フレックスウィンドウ」。
出典:サムスン
また、フレックスウィンドウの大型化により、待機画面のカスタマイズ性も向上。好きな背景画像を指定したり、電池アイコンの表示の有無、時計の色やサイズが選べるようになった。
なお、本体の厚さは折りたたみ時がFlip4が17.1mmだったのに対し、Flip5が15.1mmに薄型化。開いた時の厚さは6.9mmのままだが、これは閉じた際の隙間が狭まったことによる。
薄型・軽量化、メイン画面が明るくなった「Z Fold5」
横に開けば大画面で使える「Galaxy Z Fold5」。
出典:サムスン
普段は縦長ディスプレイ、横に開けば大画面で使える「Galaxy Z Fold5」もFlip5と同じく堅調な性能向上が実施されている。
Z Fold5の重量は、前機種Z Flip4から10g軽くなった約253g、閉じた際の厚さは2.4mm薄くなった13.4mm。
開いた際のメインディスプレイの大きさは7.6型のままだが、ピーク時の最大輝度が1300nitsから1750nitsに向上している。
折りたたみスマホに最適化された「S Pen Fold Edition」とアプリで、手書きメモも取れる。
出典:サムスン
Z Foldは前機種と同様「S Pen Fold Edition」に対応しているが、新しいS Pen Fold Editionは前機種のものに比べて56%薄型化した4.35mmの厚さになっている。ペンを使って付属の「Samsung Note」や、iPadなどでも人気の「GoodNotes」に手書きのメモが取れる。
なお、Z Fold5のチップセットは2023年4月に発売した「Galaxy S22シリーズ」と同じクアルコム製の「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を採用している。
日本での展開などについては、現状未定。前機種「Galaxy Z Fold4」「同 Z Flip4」については2022年9月に日本で発売されていただけに、今年も通信事業者から夏モデルとして展開される可能性はある。