水垢用や油よごれ用、金属製品のサビ用、カビ用にいたるまで、それぞれの汚れに特化した洗剤や掃除用具が販売されている。
しかし塩素系漂白剤は鉄やアルミ、ステンレスなどの金属に使用するとサビの原因になったり、研磨剤入りの洗剤はガラスや人工大理石には使えないなど、注意すべきことは多い。
更に、汚れや素材ごとに洗剤を買っているといつの間にか洗剤が家のスペースを圧迫しがちだ。
なんとかそういった消耗品の種類を抑えられないか探していると、ぴったりなものを見つけた。マルシンの「スーパークリーナー万能Jr.くん」だ。
研磨剤不使用の植物性中性洗剤
マルシン「スーパークリーナー万能Jr.くん」 税込み1078円
撮影:森亮太
このアイテムは研磨剤が含まれていない、植物性の中性洗剤だ。
中性なので肌に付着しても肌荒れしにくく、環境負荷が少ない界面活性剤を使用しているので、肌と環境の両方に優しい
最大の特徴は研磨剤(コンパウンド)を使用していないので、ガラスやレザーなどのデリケートな素材に対しても表面を傷つけることなく汚れを取り除けることだ。
まずは頑固な水垢に使ってみた
撮影:森亮太
洗剤のカスなどと合体した水垢は落としにくく、水垢ができやすいシンクは掃除が億劫になりがちだ。
そのせいか自宅のシンクに頑固な水垢汚れが多くついてしまったので、万能Jr.くんを使ってみた。
撮影:森亮太
まずは水に濡らして固く絞った布で万能Jr.くんを取る。
質感は少ししっとりしているが、水気はなく、匂いもほとんどない。
撮影:森亮太
布でとった万能Jr.くんをシンクに塗り、輪を描くようにゴシゴシと擦っていく。
研磨剤が入っていないので強く擦ってもシンクを傷つける心配がないのは安心だ。
撮影:森亮太
小さなシンクということもあり、5分ほどで全体を磨き終えた。
左が掃除前、右が掃除後
撮影:森亮太
水垢とサビもとることができた。
左が掃除前、右が掃除後
撮影:森亮太
頑固な水垢がついてしまった風呂場のすりガラスもご覧の通りきれいにすることができた。
コンロの焦げつきには今一つだった
左が掃除前、右が掃除後
撮影:森亮太
残念な点を挙げるとすれば、コンロの焦げ付きにはあまり効果がなかった点だ。
これは研磨剤が入っていないメリットの裏返しなのだが、写真のような大きめの焦げ付きに対してはあまり効果がなかった。
とはいえコンロにこびりついていた油汚れはしっかりと落ちたので、普段の掃除は万能Jr.くんで行い、焦げてしまったときに研磨剤入りの洗剤を使えばコンロの摩耗を最小限に出来るだろう。
固形なので電化製品にも使いやすい
撮影:森亮太
万能Jr.くんは固形の洗剤なので液だれが起こらず、電化製品にも気軽に使える点が気に入っている。
電子レンジの中は目立たない箇所なのでついつい掃除が後回しになってしまうが、意外と油汚れが付着しがち。
自宅の電子レンジも油汚れがついていたので万能Jr.くんで掃除してみた。
撮影:森亮太
使い方は基本的には同じで、適当な量を布やスポンジでとって電子レンジの内壁に塗り、こすって磨いていく。
一通り磨いた後は水気を絞った布で拭けば完了だ。
撮影:森亮太
結果はこの通り。付着していた頑固な油汚れを落とすことができた。
液だれしないので、電子レンジの内側のように掃除しにくい場所でも、洗剤があらぬ方向に行って苦労するといったことがなく、掃除しやすかった。
中性で研磨剤不使用で、家中の様々な素材への掃除のハードルを下げてくれた万能Jr.くん。
素材ごとに洗剤を買い替える必要がなくなり、資源とお金の節約にもなりそうだ。
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