OpenAIのサム・アルトマン、原子力スタートアップの1200億円のSPAC上場を計画。「原子力ルネサンス」を加速させるか

OpenAIのサム・アルトマンCEO

OpenAIのサム・アルトマンCEO

JASON REDMOND/AFP via Getty Images

OpenAIのサム・アルトマン(Sam Altman)CEOが会長を務める原子力スタートアップ「Oklo」の株式公開は、電力問題の分水嶺となる可能性があると業界専門家は述べる。

アルトマン氏は、特別目的買収会社(SPAC)との合併を通じてOkloを上場(いわゆるSPAC上場)させる計画で、取引額は約8億5000万ドル(約1190億円、1ドル=140円換算)と見られている。

2015年からOkloの会長を務めるアルトマン氏は、2022年のChatGPTの立ち上げによって自身が引き起こしたAI(人工知能)革命が必要とする莫大な電力需要にとって、原子力は不可欠と主張している。

法律事務所CMSのパートナーで、電力と気候問題を専門とするマシュー・ハニーベン(Matthew Honeyben)氏は次のようにInsiderに語る。

「原子力会社の上場は、原子力がすべての人にとって電力源となり得ることを市場に明確に示すものだ。メガ・プロジェクトの開発と資金調達は、つい最近までは政府が行うことだったが、今はそうではない」

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