ウォーレン・バフェットが愛用する指標、170%まで急上昇…「200%で株を買うのは火遊び」

Warren Buffett.

Bill Pugliano / Getty

  • ウォーレン・バフェットが愛用する指標は、現在の株価が割高で暴落の可能性があることを示している。
  • 投資家が人工知能(AI)、利下げ、ソフトランディングに賭けているため、バフェット指標は171%まで急上昇した。
  • バフェットは、この指標を株式のバリュエーションを測る「おそらく最良で唯一の尺度」だと話している。

ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)のお気に入りの指標が赤く点滅し、米国株が割高で急落の危機にあることを示している。

「バフェット指数」は7月28日金曜日の終値で171%まで急上昇した。バフェットは2001年のフォーチュン誌の記事で、この指標が100%であれば株式は公正に評価されており、70%か80%の水準で買えばうまくいくだろうと述べている。一方で、200%の水準で買うのは「火遊び」だと警告している。

著名な投資家で、バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)のCEOでもあるバフェットは、自身の名を冠した指標を「バリュエーションがどのような瞬間にどのような状態にあるかを示す、おそらく最良で唯一の指標」と称賛した。バフェットは、ドットコム・バブル期にこの指標が急上昇したとき、それは暴落が近づいていることを示す「非常に強い警告信号」だったはずだと指摘した。

バフェットが好んで使うこの指標は、活発に取引されている米国株の時価総額を、四半期国内総生産(GDP)の最新の公式推定値で割ったものだ。投資家はこの指標を使って、株式市場全体の価値とアメリカ経済の規模を比較する。

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