ほぼ半世紀宇宙を旅してきたボイジャー2号との交信が一時途絶える

ボイジャー1号と2号が撮影した太陽系惑星の魅力的な画像(左)とボイジャー探査機のイラスト(右)。

ボイジャー1号と2号が撮影した太陽系惑星の魅力的な画像(左)とボイジャー探査機のイラスト(右)。

NASA/JPL

  • NASAは間違ったコマンドを送信し、探査機ボイジャー2号との交信を切断してしまった。
  • しかし、NASAは8月4日、ボイジャー2号と交信が回復したと発表した。
  • 1977年に打ち上げられたこの探査機は、時速約3万5000マイル(約5万6300km/h)という猛スピードで地球から遠ざかっている。

間違ったコマンドを送信したために、宇宙史上最も有名な探査機のひとつ、ボイジャー2号(Voyager 2)との交信が途絶えてしまい、NASAは同機の捜索に奔走している。

2023年7月28日、NASAは探査機のアンテナを不注意で地球から離してしまったため、2023年7月21日以来、探査機と通信できていないと発表した。

「ミッションチームは探査機からの『キャリア信号』を検出することができた。これは地球にデータを送り返すために使用される信号だ」と、NASAのジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory)の担当者はInsiderに語った。

この信号はデータを送信するには微小なものだが、探査機がまだ稼働中であることを示している。だがアンテナの向きの関係で、エンジニアたちは探査機を制御できる自信がないという。

1977年以来約46年間、宇宙を旅してきたボイジャー2号は、少なくとも2023年10月までは交信不能になると予想されているが、10月には自動操縦によってアンテナが地球の方向を向く可能性がある。

その間、探査機は時速3万5000マイル(約5万6300km/h)で移動し、地球から120億マイル(約193億km)離れたところを航行している。NASAの科学者たちは、ボイジャー2号がどこにあり、2023年10月にどこに行くかを知っており、それまではあまり衝突するような場所はないと話している。

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