料理にとって食器は額縁とも言われる。
いい食器を使ったら、一層食事が楽しくなった。
廃棄タイルを活かした食器
NIKKO 「uptile dish(アップタイルディッシュ)正方形15センチ角」税込770円
撮影:かくれい
雰囲気抜群のこの食器をまずはみてほしい。
ひと目見ただけで、ここに料理を盛ったら美しく仕上がるのが目に浮かぶようだ。
リムのないデザインで高級感があり、表面の凹凸や流れるような模様にうっとりしてしまう。
一つひとつ、表情が違う。
撮影:かくれい
この食器は、実は廃棄タイルからできている。
洋食器で有名なNIKKOには、陶磁器事業部の他にシステムバスを作る事業部があり、そこに製造時の余剰品や補修用として保管した後に捨てられていたタイルがあったのだそう。
その廃棄タイルに加工を施し食器としてアップサイクルしたものが、この「uptile dish(アップタイルディッシュ)」という訳だ。四角い形状や重厚感にも納得がいく。
いつもの料理がご馳走に
撮影:かくれい
これに盛り付けるだけで、いつもの食事がご馳走に早変わり。
最初はざらりとした質感で使いにくいのではと思っていたが、染み込んだり粉っぽくなったりすることなくしっかり食器としての機能を果たしてくれた。
なんでもない料理なのに、お皿を変えるだけで手間暇かけて作ったように見えてしまうから不思議だ。
意外にも手軽な価格
デザートにも使いやすい正方形15センチ角は、1枚税込770円。
撮影:かくれい
何を盛っても高級感が出て様になるかっこよさなのに、1枚770円という驚きの価格も魅力的だ。
大きいサイズのものでも990円しかしない。これだけ美しい仕上がりで、アップサイクル製品であるという背景もあるのに、この価格はなかなか驚異的だ。
思わずサイズと色ちがいで複数買ってしまった。
会話の引き出しにも
撮影:かくれい
これを使えば、料理を出した時にとても喜んでもらえる。
アップサイクル製品であることも食事中の会話の引き出しとして役立つだろう。
ルックスもストーリーも魅力的なお皿のおかげで、食事の時間がより楽しくなった。