記録的な猛暑で厳しい日差しが窓から入ってくるようになり、エアコンの効きが悪くなってきた。
昼間もカーテンを閉め切って生活するのは圧迫感があるのでなるべくカーテンを開けるようにしているが、どうしても日差しで室温が上がってしまう。
部屋に入る紫外線で家具や畳が傷んでしまうのも気になる。そんなときに見つけたのが、ターナーの「遮熱ペイント クリヤー」だ。
塗ってはがせる遮熱塗料
ターナー 「遮熱ペイント クリヤー」 2420円(税込)
撮影:森亮太
「遮熱ペイント クリヤー」は窓ガラスに塗ることで日射熱と紫外線を防いでくれる塗料だ。
塗ったあとも簡単に剥がすことができるので、賃貸物件でも使うことができる。これ一個で窓ガラス2枚分の容量だ。
日射熱は38%、紫外線にいたっては98%もカットするとのことなので、実際に自宅の窓ガラスにこの塗料を塗ってみた。
道具は100円ショップで揃う
撮影:森亮太
塗料というと使うのが難しそうに思えるが、塗布に必要なものは多くない。
ローラー、塗料の受け皿になるトレー、マスキングテープ、ビニール手袋があれば塗布できる。これらは全て100円ショップで揃えられた。
実際に塗っていく
撮影:森亮太
まずは固く絞った布などで窓ガラスの汚れを拭き取り、窓枠にマスキングテープを貼っていく。
マスキングテープは幅広のタイプを使うとしっかり窓枠をカバーできる。
今回は一番日差しを受けるであろう南側の窓に塗っていく。
撮影:森亮太
マスキングが終わったら、よくかき混ぜた塗料をトレーに入れる。
撮影:森亮太
塗料の容器に入っている内の半分ほどトレーに入れたら、ローラーにしっかり塗料を染みこませる。
撮影:森亮太
最初にまとまった量を窓に塗り、それを塗り広げていく。
一枚目の窓ガラスに塗ったときは塗料の量が少なかったようで、少しムラができてしまった。
ケチらずまとまった量を塗布するのがコツのようだ。
撮影:森亮太
何度もローラーを往復させるとムラができにくかった。
撮影:森亮太
左が塗った後のガラスで右が塗っていないガラスだ。
すりガラスに塗ったので違いが分かりにくいが、塗った方のガラスは白っぽくくすんでいる。
撮影:森亮太
同じ要領で両方の窓ガラスに塗ったら、塗料が乾く前にマスキングテープを剥がす。
乾燥後にマスキングテープを剥がそうとすると塗料の膜と一緒に剥がれてしまうので、必ず乾燥前に剥がそう。
撮影:森亮太
両方の窓に遮熱ペイントを塗ると写真のようになる。
塗る量が少なかった左上のガラスは少しムラが出てしまったが、その他のガラスはコツを覚えたのか割合きれいに塗れたように思う。
DIYの経験が浅い私でも実際の作業は40分ほどで完了した。
塗料を剥がしたいときは、霧吹きなどで軽く水をかけて、塗布面の端を持ってぺりぺりと剥がしていけばよい。
磨りガラスのような見た目に
撮影:森亮太
一点注意が必要なのは、遮熱ペイントを透明なガラスに塗ると、磨りガラスのようになり、透明性は失われるということだ。
実験のために透明なガラスでできた花瓶に遮熱ペイントを塗ってみると、写真のように、磨りガラスのような質感になった。
この特性を利用すれば、外からの視線が気になる窓に塗布するという使い道もありそうだ。
窓からの日射熱をカットできたおかげで日中のエアコンの設定温度を少し上げることができた。
エネルギーの節約のほか、家具や畳も紫外線から守れるようになり、厳しい夏もいつもより快適に過ごせそうだ。
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