アップルは、Watch Xと呼ばれるApple Watchの新モデルを開発中。写真はSeries 8。
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- アップルはApple Watchの10周年記念モデルとして、新モデルの発売を計画している。
- 2024年か2025年に発売される予定で、現行のモデルに大幅なデザイン変更が施されるとブルームバーグは報じている。
- これまでアップルは、あまり大きなデザイン変更は加えてこなかった。
Apple Watchは2015年の発売当初は失敗作というレッテルを貼られた。しかし最近では、もちろんシリコンバレーで最も人気のあるスマートウォッチの1つだ。
そして今、アップル(Apple)は発売10周年に合わせてこのデバイスの大幅なデザイン変更を計画していると報じられている。
ブルームバーグが報じたところによると、「Watch X」と呼ばれる新モデルは2024年か2025年にリリースされる。アップルは2014年にApple Watchを発表し、その1年後に正式に販売を開始した。
報道によると、「Watch X 」は、より薄いケース、現在のOLEDディスプレイよりも色彩と鮮明度が向上したマイクロLEDディスプレイ、そして腕時計のバンドの装着方法の刷新を特徴とするという。
現在、Apple Watchのバンドは、ウォッチフェイスの両端にあるスロットからスライドさせて着脱する。このデザインは新旧モデルで一貫している。そのため、デバイス間で時計バンドを交換するのは簡単だ。しかし、このシステムはかなりのスペースを占めているので、そのスペースを小さくして、例えばもっと大きなバッテリーで埋める可能性が高いとブルームバーグはこの件に詳しい関係者の話を引用して報じている。
ブルームバーグによると、同社はバンドに新しいマグネット式装着システムを検討しているが、それがWatch Xモデルに搭載されるかどうかは不明だという。
もうひとつの大きな変更点は、血圧をモニターする技術になるという。
アップルはまた、皮膚を傷つけずに血糖値を測定できる非侵襲的な血糖値モニターをウォッチに追加する予定だ。同社は今年初め、この技術の開発で「大きなブレークスルー」を達成したと報じられている。しかし、この技術がいつスマートウォッチに搭載されるかは明らかになっていない。
アップルは2022年、エクストリーム・アスリート向けの「Apple Watch Ultra」を発表した。
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アップルは過去数年間、比較的緩やかなアップデートを続けてきたが、2022年にエクストリーム・アスリート向けに799ドルの「Apple Watch Ultra」を発売した。
また、2022年9月に発売されたApple Watch Series 8は、体温センサー、36時間のバッテリー駆動時間を追加した新しい低消費電力モード、そして自動車事故に遭ったことを検知する衝突検知機能など、3つの特筆すべき機能を搭載していた。
2023年9月発売される予定のSeries 9の最大の変更点は、カラーバリエーションとプロセッサの高速化だとブルームバーグは報じている。
アップルはInsiderのコメント要請に応じていない。