老舗が手掛ける「捨てられる牛革」を使った小物。変化を楽しんでオンリーワンのアイテムに

本来は型落ちの原因となってしまう、商品についた傷やシワ。

これをマイナスなポイントではなく、一つの個性的なデザインとして捉えてみるのはどうだろうか?

ナダヤCtan

ナダヤ

牛革は製品化までに6割が破棄されている

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レザーロス

株式会社ナダヤ

創業60年以上の歴史を持つ革小物メーカー・ナダヤから登場したのは、サステナブルなレザーブランド「Ctan(シータン)」だ。

使われるのは、革本来の表情を残した傷のあるレザー。顧客からのクレームや返品につながってしまうことから、もともとあまり市場には出回っていないものだ。

こうしたレザーロスは深刻だ。特に牛革については、牛から得た皮を製革する際に約45%、製品製造時に30~50%、トータルすると約6割の素材が製品になることなく捨てられているという。

レザーの品質は一級品

名称未設定のデザイン(10)

左がシワ、右がキズ

株式会社ナダヤ

ブランド名の「Ctan」は、レザーの品質のランクを表す言葉「C反(シーたん)」から命名されている。

ランクは上からA反・B反・C反とあり、C反は通常、革キズ、シワ、色抜け、ホクロ、血管跡、虫刺されなどにより製品化が難しいそうだ。

そもそも革自体は食肉の副産物として活用されているものだ。加えて、製品化できずに破棄されてしまう革を使用しているので、サステナブルだ。

ちょっと個性のある生地ではあるが、レザーそのものの品質は一級品。コストを抑えて品質の高いアイテムが手に入れられるのはありがたい。

染加工をせず、使用感を楽しむ

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株式会社ナダヤ

今回リリースされたのは、お財布・小銭入れ・カードケース・ペンケース・クッションカバーなどの革小物・ステーショナリー・インテリアアイテム。

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経年変化の例。味が出て良い感じになる!

株式会社ナダヤ

いずれも、染加工をしないベジタブルタンニンレザーを使用していて、本革の経年変化を楽しむことができる。

牛革の個性も本革の経年変化も、全てオリジナルという証だ。

10月15日まで「makuake」で支援を募っている。


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