スタバの支払いには、親和性が高いクレジットカードを使いたい。
Dmytro Zinkevych/Shutterstock
- 店舗によって異なるが、クレジットカードに問題がない限り、スターバックスではカード決済が可能だ。
- クレジットカードでスタバカードに入金したり、オンラインギフトを購入したりすると、ポイント還元率が上がる可能性がある。
- 十分なポイントを余すことなく獲得するなら、クレジットカードとスタバの相性を把握することが重要だ。
クレジットカードのなかには、スターバックス(以下、スタバ)関連におけるカード利用で、ポイント還元率が大幅にアップするものがある。
スタバで現金払いをしていたり、相性の悪いクレジットカードを使っていたら、もったいないかもしれない。スタバとの親和性が高いクレジットカードを使えば、飲食を楽しめるのはもちろん、お得にポイントも貯まり、まさに一石二鳥だ。
スタバでの利用で一層お得になる、ポイント高還元率のクレジットカードを紹介しよう。
スタバ利用で高還元率になるオススメの5枚
何も気にせずにスタバでカード決済していると、損をしているかもしれない。というのも、ポイントの高還元率が狙えるなど、スタバの利用に特化したクレジットカードがあるからだ。
- JCBカード W
- エポスカード
- dカード
- JCB一般カード
- 三井住友カード(NL)
上記のクレジットカードなら、スタバ利用でお得にポイントを貯められるだけでなく、貯まったポイントを有効的に活用できる。それぞれのクレジットカードがスタバでの利用においてどのようなメリットをもたらしてくれるのか、詳しく紹介していく。
1. JCBカード W:スタバと「最強」の相性
出典:JCBカード W
JCBカードWでスターバックスカードにオンライン入金またはオートチャージすると、Oki Dokiポイントが通常10倍、プレミアム会員なら20倍に上がる。1回で1000円以上を入金することが条件だ。
また、メッセージにドリンクチケットを添えてオンライン上で贈れるギフト「Starbucks eGift」を購入しても、20倍のOki Dokiポイントを獲得できる。JCBカードWはさまざまなパートナー店でポイントアップが望めるが、これほどまでに還元率が上がるのはスタバの特典だけ。スタバカードに入金・チャージするクレジットカードとしては、「最強」と言っても過言ではない。
スタバに限らず、公共料金の支払いや国内外の買い物で常に2倍のポイントを獲得できる点も魅力。日頃から効率的にポイントを貯めやすく、当然ながら貯めたポイントはスタバカードにチャージすることも可能だ。
18歳〜39歳までに申し込めば、年会費もかからず負担がない。最短5分(※1)でデジタルカード番号を発行でき、当日中にクレジットカード決済が可能となるため、スタバで損をしたくない人は今すぐチェックしよう。
JCBカードWの詳細スペック
-
年会費 本会員:永年無料
家族会員:永年無料追加カード 家族カード
ETCカード
QUICPay電子マネー・スマホ決済 Apple Pay
Google Pay
QUICPay審査・発行時間 最短5分 カード到着までの期間 申込から約1週間 ポイント還元率 1.0~5.5%(※2) ポイント利用先(例) Amazonでの買い物
キャッシュバック
スターバックスカードへのチャージ国際ブランド JCB 付帯保険 ▼旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合)
海外:最高2000万円(※3)
国内:なし
▼ショッピングガード保険
海外:最高100万円
国内:なし付帯サービス 使いすぎアラート
次回お支払い額不足通知
東京ディズニーリゾートのペアチケット抽選やイベント招待
多彩な公演のチケット先行受付や割引タッチ決済 対応 ナンバーレスカード あり 不正利用補償 あり マイル移行先 JAL・ANA・デルタ航空 入会資格 18歳以上39歳以下(高校生不可)
本人または配偶者に安定収入がある方※1 モバ即(最短5分)の入会条件は、【1】9:00AM~8:00PMでお申し込み(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)、【2】顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)となります。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。※2 ※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合。
※3 事前に「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、海外旅行傷害保険が適用されます。
2. エポスカード:スタバカードのまとめ買いに
出典:エポスカード
エポスカードは、通常200円につき1ポイントが付与される。ところが、エポスカードでスターバックスカードにオンライン入金またはオートチャージすると還元率が2倍にアップし、200円につき2ポイントが貯まるのだ。
例えば、エポスカードでスタバカードに5000円分入金した場合、50ポイントを獲得できる。スタバカードへのチャージではなく、Visa加盟店で5000円分の買い物をした場合は200円=1ポイント換算となり、25ポイントの付与。同じ金額を使っていても半分ものポイントを取りこぼすのは、少々もったいないだろう。
また、貯まったポイントは1ポイント=1円換算でエポスNetからスタバカードに移行することも可能。さらに、スタバカードを25枚以上購入すると、エポスポイントは5倍に跳ね上がる。エポスカードならではの優待特典であり、デジタルドリンクチケット500円分の購入もポイント5倍の対象だ。スタバカードを25枚も購入する機会はあまりないかもしれないが、結婚式の引き出物・誕生日プレゼント・内祝い・ビジネスギフトなどを用意するときに嬉しい優待だろう。
スタバはもちろん、魚民や白木屋といった居酒屋、ビッグエコーやカラオケ館といったカラオケ店などを含む1万店舗の優待特典を利用できる。マルイでもお得に買い物できることから、ショッピング好きに勧めたい。
エポスカードの詳細スペック
年会費 本会員:永年無料 追加カード ETCカード 電子マネー・スマホ決済 Apple Pay
Google Pay
EPOS PAY
楽天Edy
PayPay
d払い
楽天ペイ
モバイルSuica審査・発行時間 最短即日 カード到着までの期間 店頭受け取り:最短即日
ネット申込:約1週間ポイント還元率 0.5%~ ポイント利用先(例) エポスVISAプリペイドカードに移行
商品券やマイルに交換
マルイのネット通販や店舗でのショッピング割引国際ブランド Visa 付帯保険 最高500万円の海外旅行傷害保険 付帯サービス 世界38都市の現地デスクで日本語サポート
利用通知メール
10000店舗の優待特典
会員専用のチケット優待
マルイのネット通販や店舗で年4回何度でも10%オフタッチ決済 対応 ナンバーレスカード なし(裏面記載あり) 不正利用補償 あり マイル移行先 JAL・ANA 入会資格 満18歳以上(高校生不可)
日本国内に居住している方キャンペーン WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
3. dカード:d払いで簡単便利に
dカード
基本のポイント還元率が1%のdカードは、特約店であるスタバでの利用でポイントが3%〜6%上乗せされる。
スターバックスカードにオンラインチャージすると、基本ポイントに3%が上乗せされて、合計4%のポイント還元。Starbucks eGiftを購入すると基本ポイントに6%が加算されて、ポイント還元率は合計7%となる。
例として、還元率1%の他社クレジットカードでスタバカードに1000円分チャージしたと仮定すれば、獲得できるのは「10ポイント」だ。しかしながら、dカードなら4%となるため、1000円分のオンライン入金で「40ポイント」に。
もちろん、貯まったポイントはスタバカードにチャージできるほか、キャッシュレス決済のd払いで手軽に利用することもできる。スタバはd払いにも対応しているので、スタバカードを持っていなくても、貯まったdポイントを使えばお得に新作のドリンクを楽しめるだろう。
dカードの詳細スペック
-
年会費 本会員:永年無料
家族会員:永年無料追加カード 家族カード
ETCカード電子マネー・スマホ決済 iD
d払い
Apple Pay審査・発行時間 審査は最短5分 カード到着までの期間 約1~3週間 ポイント還元率 1%~ ポイント利用先(例) dポイント加盟店での買い物に利用
iDにキャッシュバック(100ポイント=100円)
d払いでポイントを利用国際ブランド Visa・マスターカード 付帯保険 最大2000万円の海外旅行保険(※)
最大1000万円の国内旅行保険(※)
dカード携帯保証:購入後1年間最大1万円
お買物あんしん保険:年間100万円まで付帯サービス dカード トラベルデスク
海外緊急サービス
海外レンタカーの割引優待ご利用額お知らせメール
タッチ決済 対応 ナンバーレスカード なし 不正利用補償 あり マイル移行先 JAL 入会資格 満18歳以上(高校生不可)
個人名義であること
本人名義の口座をお支払い口座として設定いただくこと
その他当社が定める条件を満たすことキャンペーン 入会&利用&WEBエントリーで最大2000ポイント付与 ※29歳以下の方のみが対象です。
4. JCB一般カード:1ポイントが4円分に
出典:JCB ORIGINAL SERIES 一般カード
JCB一般カードは「貯まったポイントをスタバカードにチャージできる」という、一見ほかのクレジットカードと代わり映えしない特徴しかないと思われがちだ。
しかし、注目して欲しい点は、Oki Dokiポイントの1ポイントが4円分に換算されるレートの高さである。1ポイント1円に換算されるクレジットカードが多いなか、スタバカードへのチャージで1ポイントが4円分に変身するのは大きなメリットだろう。先述したJCBカードWと同様、スタバカードにオンライン入金またはオートチャージすることで、ポイント還元率は10〜20倍に。Starbucks eGiftの購入も20倍に上がる。
一方でとの違いとして挙げられるのが、充実した付帯保険と年間のカード利用金額に応じて基本のポイント還元率がアップするメンバーシップサービス「JCBスターメンバーズ」だ。
年間のカード利用金額 | Oki Dokiポイントボーナスアップ |
---|---|
30万円以上(月25000円) | 1.1倍 |
50万円以上(月42000円ほど) | 1.2倍 |
100万円以上(月83000円ほど) | 1.5倍 |
JCBスターメンバーズは上記のボーナスアップのみならず、JCB独自のキャンペーンで応募できる抽選口数が増枠し、当選確率が上がる特典もある。
ただ、ベースとして年会費が発生する点に気をつけたい。年会費を無料にするためには、WEB明細のMyJチェックに登録し、年間で合計50万円以上クレジットカードを利用する必要がある。
JCB一般カードの詳細スペック
-
年会費 オンライン入会で初年度無料
本会員:2年目以降から1375円(※1)
家族会員:440円(※2)追加カード 家族カード
ETCカード
QUICPay電子マネー・スマホ決済 Apple Pay
Google Pay
QUICPay審査・発行時間 最短5分(※3) カード到着までの期間 申込から約1週間 ポイント還元率 0.5%~5.0% ポイント利用先(例) 支払い金額に充当
マイルや提携ポイントへの移行
商品に交換国際ブランド JCB 付帯保険 最大3000万円の海外・国内旅行傷害保険(※4)
最大100万円のショッピングガード保険年間最高30000円のスマートフォン保険
付帯サービス カード利用通知&使いすぎアラート
ワイキキトロリー(ピンクライン)の乗車賃無料
JCBプラザ ラウンジ・ホノルルの利用タッチ決済 対応 ナンバーレスカード あり 不正利用補償 あり マイル移行先 JAL・ANA 入会資格 18歳以上(高校生不可)
本人または配偶者に安定継続収入のある方キャンペーン 最大15000円キャッシュバック ※1:MyJチェックに登録したうえで年間合計50万円以上のショッピング利用することが条件です。
※2:本会員の年会費が無料の場合は家族会員も年会費無料です。
※3:モバ即(最短5分)の入会条件は、【1】9:00AM~8:00PMでお申し込み(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)、【2】顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)となります。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
※4:事前に「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、海外旅行傷害保険が適用されます。
5. 三井住友カード(NL):行きつけのお店登録が魅力
出典:三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)なら、自分が頻繁に利用する行きつけのお店を登録しておくことで、通常ポイントに0.5%が上乗せされる。
税込200円以上で加算対象となり、最大3つのお店まで選択可能。選べるお店にはスタバも含まれているため、本サービスを賢く利用すればポイントを取りこぼさない。
例えば、1カ月の間にスタバで5000円分利用した場合、通常の25ポイントと上乗せ分の25ポイントで、合計50ポイントも獲得できるのだ。あらかじめ選べるお店にスタバを登録しておかないと半分ものポイントを損するので、クレジットカードを発行したら忘れずに押さえておこう。
通常ポイントが0.5%と低めに思えるが、対象のコンビニや飲食店では最大7%還元になる秘められた魅力が大きい。日常使いで貯まったポイントは、スタバカードにも移行できる。
年会費永年無料・業界トップクラスのポイント還元率・最短10秒(※1)のスピード発行と、三拍子揃った究極のクレジットカードだ。
三井住友カード(NL)の詳細スペック
-
年会費 本会員:永年無料
家族会員:永年無料追加カード ETCカード
家族カード
バーチャルカード電子マネー・スマホ決済 三井住友カードiD(専用)
Apple Pay
Google Pay
三井住友カードWAON
PiTaPaカード審査・発行時間 最短10秒(※1) カード到着までの期間 約1週間~10日 ポイント還元率 0.5~7%(※2,3,4,5,6) ポイント利用先(例) 支払金額にキャッシュバック
三井住友銀行の振込手数料に充当
景品や他社ポイントに交換国際ブランド Visa・Mastercard 付帯保険 最高2000万円(利用付帯)の海外旅行傷害保険
「選べる無料保険」への切替可能付帯サービス - タッチ決済 対応 ナンバーレスカード あり 不正利用補償 あり マイル移行先 ANA 入会資格 18歳以上(高校生不可) 申込方法 WEB申込・郵送 ※1:即時発行ができない場合があります。※2:最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
※3:商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※4:iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※5:一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿し、お支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※6:ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
よくある質問
あらためて全国各地のスタバでは、基本的にクレジットカードで決済できる。
ただ、何も知らずにカード決済していると、少なからず損をしているかもしれない。スタバと相性抜群の1枚を使うことで、潤沢なポイント還元を余すことなく受けられるのだ。
スタバにおけるクレカ利用に関する、よくある質問も以下にまとめておく。
クレカを使えない店舗は存在する?
- ちなみに全国各地のスタバは、ほとんどがクレジットカード決済に対応している。このため、クレジットカードが使えないスタバはないと認識しておいて構わない。
- 仮にスタバでクレジットカードが使えなかったとしたら、カード自体に以下のような原因がある可能性が高い。
- ・カードの利用限度額が超過している
- ・支払いの遅延によって一時的に利用停止になっている
- ・磁気不良や傷・汚れによるエラーが発生している
- ・カードの有効期限が切れている
- このほか、本人認証サービス対応のクレジットカードで決済した場合、本人確認が必要となる。本人認証時に入力するIDとパスワードが不明で決済できないときは、クレジットカード会社に問い合わせよう。
- ちなみに、サインレス決済の契約を締結しているスタバでは、サインや暗証番号の入力が不要だ。
ドライブスルーでもクレカを利用できる?
- スタバでは、ドライブスルーでもクレジットカード決済できる。そもそも、店内やドライブスルーに関わらず、決済時は同じレジおよび決済端末を使用しているからだ。
- 注文方法から支払いまでの流れとしては、マクドナルドや吉野家でのドライブスルーと変わりない。その手順は以下の通りだ。
- 1. 車をドライブスルーのレーンに進める
- 2. メニューボードの前で注文する
- 3. 受取窓口に車を進め、クレジットカードで支払う
- 4. 商品を受け取る
スタバで利用できる国際ブランドは?
- スタバで利用できるクレジットカードの国際ブランドはVisa・マスターカード・JCB・アメックス・ダイナースクラブの5つだ。
- 日本で使える国際ブランドを網羅しているため「スタバでクレジットカードが使えない」というトラブルは、まずないだろう。とはいえ、百貨店やショッピングモールに設置されているスタバの店舗では、稀に一部の国際ブランドに対応していないケースもある。
- アクセプタンスマークを確認するなり、店員に尋ねるなりして、注文前にチェックしておくと安心だ。
「スタバカード」にメリットはないの?
- 全国のスタバで利用できるプリペイド式カード「スタバカード」は、メリットがないと言われている。メリットがないと噂される理由を挙げるとすれば、誤って多い金額をチャージしてしまった際に現金を払い戻してもらえないことだろう。
- とはいえ、スタバカードにチャージした残高は有効期限がない。捉え方にもよるが「いつか使う」とポジティブに考えれば大きなデメリットにならないだろう。スタバカードはクレジットカード同様にキャッシュレス決済できるため、スマートに支払える。もちろん、衛生面も心配いらない。
- そのほか、スタバ独自のプリペイドカードであることから、豪華な特典やスタバのドリンクがお得になるクーポンなど、嬉しいメリットが豊富だ。
まとめ
本記事でピックアップしたクレジットカードなら、スタバカードへのオンライン入金やStarbucks eGiftの購入など、使い方次第で多くのポイントを獲得することができる。スタバのヘビーユーザーだけでなく、普段ふらっと立ち寄る人も、周囲より濃いお得感を味わおう。
※本コンテンツはBusiness Insider Japanの責任において独自に制作しているものです。メーカー等から商品・サービスの無償提供を受ける場合や、広告出稿をいただく場合がありますが、メーカー等はコンテンツの表現やレビュー内容には一切関与していません。
※記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。