まだまだ残暑が厳しく、エアコンを使う機会は多いが、冷房の効きが悪い日が多い気がする。
特に帰宅直後に冷房をつけてもなかなか涼しい風がエアコンから出ないのはストレスになりがちだ。
エアコンの室外機が直射日光によって温められると冷房の効きが悪くなるので、何か対策をしたいところ。
だが、室外機が設置してある自宅のベランダが狭いため、省スペースな対策が必要になる。
室外機に貼る断熱材
アール「エアコン室外機専用遮熱シール」税込1825円
撮影:森亮太
そんなときに見つけたのが、アールの「エアコン室外機専用遮熱シール」だ。その名の通り、室外機の上面に貼ると日射熱を遮断してくれる。
シールタイプなので省スペースだし、強風で剥がれてしまうリスクも少ない。
撮影:森亮太
色は目立ちにくい白で、計4枚付属している。
取り付けは簡単
撮影:森亮太
シールタイプなので取り付けはすぐにできる。
まずは取り付ける面のサイズを測り、必要であればハサミでシールをカットする。
自宅の室外機の場合、2枚でちょうど収まりそうだったのでカットせずに貼ることにした。
撮影:森亮太
貼る前に室外機上面についている汚れや砂ぼこりを落とす。
普段あまり掃除をしない場所だったので意外と汚れが溜まっていたが、汚れや砂ぼこりがあるとシールが剥がれやすくなるので念入りに掃除した。
掃除がすんだらタオルや霧吹きで室外機の上面を濡らしておくと、気泡が入らずきれいに貼りやすくなる。
撮影:森亮太
裏面の剥離紙には切り込みが入っているので、幅の狭い方の剥離紙だけをまずは剥がす。
撮影:森亮太
貼る位置を決めたら剥離紙を剥がした部分を貼り、貼る位置を固定する。
撮影:森亮太
位置が固定できたら、残りの剥離紙を剥がしながら貼っていく。このときは乾いたタオルなどを使うと貼りやすかった。
タオルでシールの中央から外側に向かって押し付けるようにすると、霧吹きしておいた水が押し出され、きれいに貼ることできた。
撮影:森亮太
一枚貼り終えると写真のようになる。
自宅の室外機は溝があるタイプだったが、溝に沿って大方きれいに貼ることはできた。
撮影:森亮太
一枚目と同じ要領で二枚目を貼るとこんな感じになった。コツをつかんだのか二枚目はよりきれいに貼ることができた。
合計の作業時間は30分に満たなかった。
室外機本体の色とシールの色は若干異なるが、そこまで違和感はない。デメリットとしては、接着剤がしっかりしているので、剥がした際に跡が残ってしまい、シール剥がし剤が必要になる可能性があることだ。
貼ってすぐに効果が実感できた
撮影:森亮太
気になる効果のほどだが、やはり室外機が日射熱で高温になりにくくなったおかげか、冷房をつけてから涼しい風が出てくるまでの時間が短くなり、部屋の温度が比較的すぐに下がるようになったと感じる。
それまでは冷房をつける際は実際に設定したい室温よりもかなり低い温度設定にしてやっと室温が下がるといった感じだったが、遮熱シールを貼ってからは普段の温度設定でも十分室温が下がるようになった。
また、以前は日中の温度設定を夜間よりも低くする必要があったが、室外機の温度変化が少なくなったおかげか、時間を問わず同じ温度設定で過ごせるようになったので、総じてエアコンに使う電力を抑えることができた。
一度貼れば5年は効果を発揮してくれるとのことなので、来年の夏への備えにもなりそうだ。