バッグの中で絡まりがちなケーブル類の収納は、ニット素材の伸びるポーチが正解だった

スマホの充電器やPC用の電源アダプターなどの持ち運びが悩ましい。きれいに束ねてバッグに収めても絡まるし、ケーブルの劣化も気になるところだ。

ニット素材の伸びるポーチ

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アンドゴー パッキングニット square長方形タイプ ブルー 税込2277円

撮影:大塚吏恵

新潟県発のブランド「_go(アンドゴー)」が作ったのは、ニット素材でできたポーチ「パッキングニット」。縦にも横にも、とにかくよく伸びる。

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撮影:大塚吏恵

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素材はポリエステル99パーセント、ポリウレタン1パーセント。

撮影:大塚吏恵

複数のケーブルをまとめて入れて携帯するのに便利だ。

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モバイルバッテリーとパソコンの電源アダプター、それぞれのケーブルを収納。

撮影:大塚吏恵

中身の大きさに合わせてフィットするから隙間ができない。最小サイズで持ち運ぶことができる。

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撮影:大塚吏恵

ニットの上部分をくるっと被せるとフタができる。

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コンパクトにまとまる。

撮影:大塚吏恵

パッキングニットは伸縮するので、いろんな形のものを収納できるのが使いやすい。

栃尾地域の伝統技術から生まれた伸縮性

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ロゴの編み込みは、ある機能性も兼ね備えている。

撮影:大塚吏恵

よく伸びる秘密は、ロゴにも隠されている。

ロゴ裏の白い糸は刺繍ではなくニット自体に編み込まれており、あえて余裕を持たせてゆるく編み込まれているそう。

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ロゴの裏側。

撮影:大塚吏恵

この秘密により、ニットを伸ばした時の余裕が生まれて、繰り返し使っても伸びたり糸が切れたりしづらくなるのだそう。

アンドゴーが生まれた新潟県長岡市の栃尾地方は、古くからの繊維産地として有名だ。

一方で、国内の繊維業界は、経済的な問題や後継者不足など苦境に立たさせれているのも事実。アンドゴーは、技術を継承するために最終世代の職人たちによって立ち上げられた。

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撮影:大塚吏恵

縫製せずに立体に編み上げるホールガーメントという新しい方法で作られたニットは、素材本来の伸縮性を活かために、栃尾特有の伝統的な染色方法「マフ染色」で染められている。

ファスナーやボタンなどが付いていないから軽量で、リサイクルもしやすいそうだ。

カラー、サイズも豊富

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公式ホームページより。

サイズ、色展開などバリエーションは豊富だ。サイズは円形、長円形、長方形、厚地長方形など、カラーはオレンジ、イエロー、ブルー、ライトグレー、ダークグレーの5色が揃う。

一眼レフのレンズやカメラ用のものもある。伸縮性があるので、しっかりフィットして守れるのは心強い。

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公式ホームページより。

使ううちにリブ部分などが伸びてきたら、洗濯機で洗い乾燥機で乾かすか、スチームアイロンで蒸気を当てると元のサイズに戻るとのこと。

弱点は、マジックテープがくっつくと絡まることだろう。また、クッション性はないので、小物をまとめたり保護する目的で使うのがよさそうだ。

再利用可能な素材から作られている

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シンプルな包装。

撮影:大塚吏恵

パッキングニットは再利用可能な素材でできている。環境に配慮したモノ作りを意識しているため包装も最小限だ。

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厚紙に包まれた状態で届いた。ビニールは不使用。)

撮影:大塚吏恵

使い捨てのジッパー付きの袋や緩衝材の代わりにもなり、ゴミが減らせる。一つ持っていると環境に優しい選択肢が増えると思った。

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