BeReal、初のマーケティング担当を募集。専門家は「2022年の勢いを取り戻すにはもう手遅れ」

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Z世代など若者を中心に話題となったBeReal。ここへきてマーケティング責任者を求人しているが……。

NurPhoto/BeReal and screenshots from TikTok.

フランス発の写真共有アプリスタートアップ、BeReal(ビーリアル)が、初のマーケティング担当者を採用する予定だ。だがソーシャルメディア専門家は、当初の話題性を取り戻すには遅すぎるのでは、と話す。

BeRealのウェブサイトに掲載されていた求人広告(現在は削除)には、同社はコミュニケーション・マーケティング責任者を探しており、リーダーたちとと協力して「あらゆる形態のコミュニケーションにまたがるグローバル戦略を展開する」ことが任務になるとあった(この広告は、外部の求人サイトでまだ閲覧することができる)。

この広告によると、求人中のこのポジションではさまざまな地域にまたがる外部エージェンシーとの関係性をマネジメントし、「主要なレポーターたち」との関係を構築・維持する責任を負うことになる。また、この幹部はアメリカかヨーロッパいずれかを拠点とする可能性があるという。

InsiderはBeRealにコメントを求めたが回答はなかった。

BeRealは2020年設立。2022年にアメリカのアプリストアのトップに躍り出ると、インターネット上にはBeRealのミームがあふれ、ブレイクの瞬間を迎えたように思われた。

ユーザーの元にはBeRealのアプリから毎日ランダムな時間に通知が届く。通知を受け取ったユーザーは2分という制限時間内で、インカメラとアウトカメラで撮影することができる。ユーザーは自分のBeRealを公開するまで、友人の投稿画像を見ることはできない。

まやかしで機能偏重、影響力を追い求め、広告だらけのソーシャルメディアアプリが主流となるなか、BeRealは“解毒剤”となることを標榜していた。

勢いを取り戻すには大胆なピボットが必要

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