Lucas Jackson/Reuters
- フェアリード・ストラテジーズのケイティ・ストックトンは、2つのシグナルが点滅するまで投資家は株を買うべきではないと述べている。
- ストックトンが監視しているのは、S&P500の4600レベルとモメンタムベースのストキャスティクス指標だ。
- 「中期的なモメンタムは依然として下向き」と彼女は述べている。
フェアリード・ストラテジーズ(Fairlead Strategies)のテクニカル・アナリスト、ケイティ・ストックトン(Katie Stockton)が9月4日に発表したメモによると、投資家は2つのテクニカル・シグナルが閃くまで株を買うのを待つべきだという。
ストックトンによれば、8月を通して見られた激しい値動きの後、株式市場は調整局面を迎えている。
「デマーク指標は数日間の値固めを支持し、中期的なモメンタムは依然として下向きだ」
ストックトンは、強気に転じ、株価へのエクスポージャーを増やすには、S&P500指数が4600の上値抵抗線を突破するのを待つべきだとしている。さらに彼女は、モメンタムベースのストキャスティクス指標が週次で上昇に転じることを望んでいる。
ストキャスティクスは、テクニカル・アナリストが株式市場の買われ過ぎと売られ過ぎを識別するための指標だ。同指標は7月にピークをつけ、8月に入ってからは下落傾向にある。
しかし、ストックトンが説明した両方の条件が満たされれば、強気に転じる十分な理由がある。
「どちらも、短期的なバイアスを強気にするのに十分なほどモメンタムが強まったことを示すものだ。そうでなければ、我々はヘッジを続けるだろう」
ストックトンは、株式を購入するための2つの基準に達しない場合、S&P500指数が4325前後の水準を下回るかどうかを注視することになると話している。株価がさらに下落し、S&P500指数がその支持線を下回った場合、ストックトンは4195前後が次の支持線になると述べているが、これは7%前後の下落を意味する。