新しい食器を買おうか迷ったとき、毎回「落として割ってしまったら悲しいだろうな」と考えてしまう。
捨てるのも面倒だし、そのせいで必要な食器を買うに至れないこともしばしばあった。
ガラスびんと同じ製法で作られたコップ
大川硝子工業 BINKOP 税込935円。
撮影:野口羊
そんなことを考えていたときに見つけたのが、大川硝子工業の「BINKOP」だ。
その名の通り、ガラスびんと同じ製法で作られたコップだ。
落としても割れない
撮影:野口羊
原料には、使用済みのガラスびんが使われている。
厚みもガラスびんのように厚手なので、非常に丈夫にできている。
ためしに20cmほどの場所から木の床に落としてみたところ、びくともせず全く割れる気配もなかった。
これなら割れるリスクを考えることなく、気兼ねなく日常の食器として使えそうだ。
資源ごみに出せる
撮影:野口羊
また、このコップは捨てるときの手間も省くことができる。
ガラスびんと同様の成分で作られているため、資源ごみとして出すことができるのだ。
ゴミの処理方法は地域によって異なるが、筆者の住んでいる地域では、通常のガラスのゴミは回収の頻度も少なく、捨てるための心理的なハードルが高い。
また燃えないゴミとして捨てられてしまったガラスのゴミは、最終的には埋め立てられてしまう。
資源ごみにびんゴミとして出すことができれば、再資源化され、ガラスびんとして再利用されることができるので、心理的なハードルも低くなる。
ほどよいサイズ感
撮影:野口羊
BINKOPの絶妙なサイズ感も気に入っている。
小さめで、内容量は多くない。しかしそのため、少しだけ飲み物を飲みたいときにも気兼ねなく使えるし、そば猪口のような使い方もできる。
今年の夏は、そうめんのめんつゆを入れる器として活躍していた。
撮影:野口羊
またスタッキングもできるので、収納にも困らない。
省スペースでたくさん収納できるので、来客時用のコップなどにも良いだろう。
撮影:野口羊
厚手で透明感があるので、ソーダなどを入れてもきれいに見える。
水やお茶を飲む日常使いのコップとして活躍してくれるのはもちろん、お酒などを入れてみるのも良さそうだ。
撮影:野口羊
ガラスびんと同じ原料からできていて、水平リサイクル可能なBINKOP。
使うときも捨てるときも、気兼ねなく使える逸品だった。