あるアプリ開発企業はRTOで従業員の半数を失った

LGBTQコミュニティ向けの出会い系アプリ、グラインダー。

LGBTQコミュニティ向けの出会い系アプリ、グラインダー。

Thomas Trutschel/Photothek via Getty Images

  • 出会い系アプリを運営するグラインダーは、オフィス勤務の義務化を通告をした結果、約半数のスタッフを失った。
  • グラインダーは従業員に対して、週2日オフィス勤務をしなければ解雇すると通告した。
  • 全米通信労働組合によると、同社の178人の従業員のうち約80人がオフィス復帰命令を拒否したという。

出会い系アプリを運営するグラインダー(Grindr)は、週2日のオフィス復帰を通告したことによって、従業員の約半数を失ったという。

2023年8月、LGBTQ+(性的少数者)コミュニティ向けの出会い系アプリを運営する同社は、従業員に対し、同年10月から週2日オフィス勤務することに同意しなければ、8月31日以降に解雇すると通告した。

グラインダーは従業員に、オフィスのあるシカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ・ベイエリアの3カ所の近くに転居して働くことを決めるための猶予を2週間与えた

グラインダーの従業員178人のうち約80人が転居を拒否して解雇されたと9月6日に全米通信労働組合(CWA)が声明で発表したとブルームバーグ(Bloomberg)が報じた

ブルームバーグによると、2023年7月にはグラインダー・CWA組合(Grindr United-CWA)が結成され、現在、CWAが、全米労働関係委員会(NLRB)に不当労働行為で2件の告発を行ったという。

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