ウクライナ国防省によると、500ドルのFPVドローン3機がバフムート近郊で約450万ドル相当の近代化されたロシアの戦車T-90Aを損傷させた。
Ukraine Ministry of Defense
- ウクライナはロシアの最新鋭戦車T-90への攻撃を撮影したビデオを公開した。
- この攻撃には3機のドローンが使用され、ドローンには爆発物が取り付けられていたという。
- ビデオには、ドローンが戦車を追いかけ、最終的に爆破する様子が映っている。
ウクライナ国防省が公開したビデオでは、3台の500ドルのウクライナ製ホビー用ドローンが450万ドルのロシア製T-90戦車を爆破する前に追いかけているように見える。
ウクライナ国防省は、以前はX(旧Twitter)でこの映像を共有し、この作戦は同国東部のバフムートで第3突撃旅団によって行われたと述べた。
同省によれば、攻撃には3機のFPV(First Person View)ドローンが使われ、ドローンには爆発物が取り付けられていたという。
FPVは、ウクライナがロシアの装備を破壊するために改造している安価なホビー用のドローンだ。同省によれば、1台500ドルほどだという。
1分ほどの映像では、2人のウクライナ兵が部屋に座り、ドローンを遠隔操作している。彼らは木の陰に隠れているように見える戦車をドローンで2回攻撃し、歓声を上げた。
しかし、燃えているように見える戦車は、元の位置から逃げようとする。
「みんな、戦車が逃げるぞ。戦車は逃げている」
映像の中で男性の一人が言った後、3機目のドローンが戦車を攻撃し、破壊した。
映像は以下から見ることができる。
ウクライナは、数百万ドル相当の高価な戦車や兵器システムに深刻なダメージを与えるために、その場しのぎの弾頭で武装できる安価なドローンに大きく依存している。
ロシアはウクライナ侵攻の際に莫大な装備を失っており、オープンソースの追跡サイトOryxによれば、2300両以上の戦車が失われたという。