撮影:苫米地 結子
子どもが産まれてから、こまめに家の掃除をするようになった。
テーブルの食べこぼし、窓についた手垢など、日々あらゆる汚れと向き合っている。
ホタテの貝殻でできた洗浄パウダー
BAMBOO FOREST「ほたてのめがみ」1320円(税込)。
撮影:苫米地 結子
できれば掃除に使う洗浄剤は、子どものためにもやさしい成分のものを選びたい。
そんな要望を叶えてくれたのが、焼成したホタテの貝殻で作られた洗浄パウダー、「ほたてのめがみ」だ。
ひと袋で200回分の洗浄水が作れる
撮影:苫米地 結子
基本的な使い方は簡単。小さじ4分の1(約1グラム)のパウダーを、水1リットルに混ぜるだけ。
水に混ぜることで強アルカリ性となり、洗浄や消臭、除菌などの効果を発揮してくれる。
ほたてのめがみはひと袋に200グラムと少なめ。ただ、この量で約200回分の洗浄水が作れるというから驚きだ。
家中のあらゆる汚れに対応
撮影:苫米地 結子
飛び散った油、水あか、焦げなど、大抵の汚れはこれを吹きかければ対処できる。
水にほんの少しのパウダーを混ぜているだけなのに、驚くほどあらゆる汚れがきれいに落ちるのは快感だ。
撮影:苫米地 結子
我が家では、ガスコンロ周りや子どもの食事用椅子を掃除するときに活躍している。
汚れを目掛けて2〜3回プッシュし、濡れ雑巾で軽く拭き取るだけで、まるで新品のような仕上がりになる。
消臭スプレーや入浴剤としても
撮影:苫米地 結子
他にも、臭いが気になる靴に吹きかければ消臭スプレーになったり、お風呂に入れて入浴剤として使えたりと、活躍の場はここに書ききれないほどさまざまある。
その他の使い方については、「ほたてのめがみ」の公式サイトで紹介されているのでチェックしてみてほしい。
容器は入れ替えたほうがいいかも
撮影:苫米地 結子
惜しい点を挙げるとすれば、パッケージの開け口が狭いため、少しの衝撃や風でパウダーが舞い上がってしまう点だろうか。
スリムで収納スペースに困らないパッケージも魅力ではあるが、個人的にはガラス瓶などの口が広い容器に移し替えて使ってみても良さそうだと思った。
青森県産ホタテの貝殻を有効活用
撮影:苫米地 結子
ほたてのめがみは、青森県産ホタテの貝殻を100%使用した商品だ。
原料の調達から梱包まで、全ての工程を青森県内で担っている。
ここまで青森にこだわるのは、ホタテの養殖量全国一を誇る地であるから。
廃棄されているほたての貝殻
ほたてのめがみ公式サイトよりキャプチャ
プリッとした身が魅力のホタテだが、実はその裏側で貝殻を産業廃棄物として大量廃棄している現状がある。
放置しておくと、土壌汚染や害虫・害鳥を発生させる原因になりかねない。
ただ、この貝殻も有効活用することで、大切な青森の資源になりうる。
青森県民の私としては、貝殻まで有効活用できる商品が地元で作られていることを誇りに思う。
地元が抱える課題を解決するためにも、できるだけ長く愛用していきたい。