以前流行したアイテムも、2023年の秋は人気がなくなるかもしれない。
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- Insiderは3人のスタイリストに、この秋注目の服やアクセサリーを尋ねた。
- プロのスタイリストたちは、薄手のスカーフやセーターではなく、厚手のニットで出来た物を勧めている。
- メンズファッションでは、バギージーンズやボンバージャケットは今季は流行らないという。
「バービー(Barbie)」ピンクは、秋らしい色に取って代わられつつある
2023年の夏、ホットピンクの服は大流行したが、このトレンドは消えつつある。
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ファッション・スタイリストで、スタイリスト・チェック(StylistCheck)の創設者でもあるエリザベス・カッサブ(Elisabeth Kassab)によると、2023年夏はホットピンクのアイテムが大流行したが、このトレンドは今後数カ月で下火になるという。
「明るいピンクの代わりに、濃いオレンジ色、赤、鮮やかなグリーンといったもっと秋らしい色を選ぶといい」と彼女はInsiderに語った。
チャッカブーツはしばらく前から流行ってない
クラシックな形のブーツは、カジュアルでもビジネスでも長きにわたって人気がある。
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パーソナル・スタイリスト、ファッション・コンサルタントで、ショップ・ザ・シティ(Shop the City)の創設者であるサハラ・シュクラフト・ブラント(Sahra Schukraft Brandt)によると、チャッカブーツ(スエードやレザー製の複数の紐穴のあるくるぶし丈の靴)は、はっきり言って流行遅れだという。
「その靴はもうしばらく前から流行っていない」
ブラントはチャッカブーツの代わりに、黒か茶の革製の洒落たチェルシーブーツ(サイドにゴムの入ったアンクル丈より高さのあるブーツ)を選ぶことを勧めている。
フィット&フレアのドレスではなく『大草原』のシルエットのドレスを着よう
フィット&フレアのドレスは、数シーズンごとに流行りすたりを繰り返している。
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ブラントによると、上半身がフィットし下半身がフレアタイプのドレスは、今のワードローブにはふさわしくないという。その代わり、生地がフワッとしたレイヤーの『大草原の小さな家』に出てくるようなスタイルのドレスを彼女は勧めている。
「私のクライアントたちは、どうすればこのドレスをお洒落に着られるのか不思議に思うようだが、私はゆったり、あるいはぴったりとしたボディス(腰の上までの長さの服)、そしてアーム部がフィットするドレスを探すように言っている。
リュックやクロスボディバッグはひとまず置いておこう
クロスボディバッグは今はそれほど流行していない。
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カプセル・クローゼット・スタイリスト(Capsule Closet Stylist)の創始者であり、パーソナル・スタイリストのミシェル・バレット(Michelle Barrett)によると、リュックやクロスボディバッグはワードローブにしまい、その代わりに大きめのクラッチバッグを使うのがいいという。
「持ち手がある物、またはない物を選び、クラッチバックのように持ってみて。フェイクファーや、主張のあるハンドルの着いている物を選ぶのもすごくいいと思う」
バギージーンズでなくストレーパンツを
バギーパンツ・スタイルはトレンドだったが…。
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カサブによると、バギージーンズはメンズファッションにおいて一時流行したが、ミニマリズムの美学が人気を集めるにつれ、すたれつつあるという。
彼女は、バギージーンズに代わるスタイリッシュなアイテムとして、ストレートタイプかスリムフィットのパンツを勧めている。
アンクルブーツはそれほど好まれていない
アンクルブーツをフレアパンツに合わせるのは難しいかも。
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特に多くの女性用のジーンズやパンツがよりワイドな物に移行する今、ブラントによると、アンクルブーツは多くの人には何のメリットもないアイテムだという。
「ふくらはぎの真ん中あたりまでか、ジーンズの下にちょうど収まるような、高めの丈のアンクルブーツを選んでほしい。肌の露出部分に冷気も当たらない」
ボンバージャケットは2023年秋のスタイルではない
ボンバージャケットも長い間、流行りすたりを繰り返してきた。
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バレットによると、2023年の秋はボンバージャケットのことは忘れてほしいそうだ。その代わり、ロング丈のテーラードコートに投資することを検討してみてはいかがだろうか。
「ブラック、チャコールグレー、キャメルなどの色の、少なくとも膝下までの丈のものを選んで。コートを着るときはカーゴパンツを履いて、ニットのポロシャツかTシャツを合わせるのがお勧め」
薄手のスカーフの代わりに厚手のニット素材
薄手のマフラーでは寒い季節を温かく過ごせない
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可愛い薄手のスカーフを身につけるトレンドも、この秋消えるファッションのひとつだとカッサブは話す。
厚手でラグジュアリー感のあるカシミアやニット素材のスカーフに変えれば、スタイリッシュになり体も温かくなる。
ベーシックなロールネックセーターではなく、アイビーリーグ風のニットがお勧め
ハイネックのセーターは、ロールネックと同様に流行は過ぎている。
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バレットによると、ロールネックのセーターは、アイビーリーグ風のニットの服に取って代わられつつあるという。
「ワインレッド、アイボリー、ネイビーのVネックのニットベストやセーターを取り入れてほしい」とバレットは話している。
シンプルなフープのイヤリングの代わりに主張のある物を身に着ける
イヤリングやピアスはファッションに華やかさをプラスしてくれる。
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2023年の秋は、ベーシックなフープのイヤリングを、より主張のあるものに変えてみよう。
「最近は主張のあるイヤリングが流行しているが、秋はシンプルなフープ型より、もっといい物が出て来ると思う」とカサブはInsiderに語った。
小さなアイテムでも地味な服装に特別感をプラスできるので、特徴やボリューム感のあるイヤリングを取り入れてほしい。
レザーのピタピタパンツではなく、ストレートタイプを履く
一時期、合成皮革や本革のパンツはよく見られたが、トレンドは消えつつある。
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本革、あるいは合成皮革のレギンスは楽しいトレンドだったが、ブラントによるとそろそろアップグレードの時期が来ているという。ブラントは、ピタピタの革パンツではなく、色のついたストレートのパンツを勧めている。
「ストレートのパンツは、サンダルやスリムなアンクルブーツと合わせると、非常にシックになるし、フィット感のあるトップスとも相性がいい。レギンスと着ていたゆったりしたトップスとは対照的だ」
二ットはぴったりした物ではなく、ボリュームや主張のある物を選ぶ
薄手のニットは厚手のものほど着こなしにインパクトを与えない。
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「体にフィットするセーターは秋には少し退屈だと思う」とカサブはInsiderに語った。
このワードローブの定番を本当に厚手で主張のあるセーターなどのもっと面白い物に変えれば、見た目も洒落たものになるだろう。