甘くてシャキシャキとした食感が楽しめる、とうもろこし。暑い季節のとうもろこしは格別です。
でも、大きな鍋で茹でるのは大変だし、時間が経ってくるとなんだか食感がイマイチ……と感じることも。今回はとうもろこしの選び方と茹で方のポイントやオススメの保存方法を紹介します。
おいしいとうもろこしの選び方
とうもろこしを購入するときに見るべきポイントは2つ。
- とうもろこしのひげの量と色をチェック
- 先端まで実がぎっしりと詰まっているかをチェック
濃く茶色いひげがたくさんついているものを選ぶのがオススメです。ひげの数は粒の数と同じなので、「ひげの数が多い=粒の数が多い」ということです。
また、ひげの先端が茶色くなっていると実が熟している証拠。とうもろこしの甘みも増しています。
ヒゲはこのぐらい茶色くなっているものを。ちなみに食べ比べてみると右の方がよりおいしかったです
店頭で粒が確認できる場合は先端まで実がぎっしりと詰まっているものを選ぶと◎。粒の数が多いとみずみずしく、プチプチとした食感をより楽しむことができます。
また、手に持ったときにずっしりとした重量感のあるとうもろこしのほうが、一粒一粒にしっかりと水分が含まれ、実がギュッと詰まっている場合が多いそうです。
鮮度をキープするカンタンな保存方法
皮が全て取り除かれていると鮮度が落ちやすくなるので、できれば購入するときに皮付きのものを選びましょう。
生ゴミが増えるのが気になるという方は、内側の皮を数枚だけでも残しておくようにします。とうもろこしは皮1〜2枚を残すだけでも身の鮮度が保てます。
とうもろこしの茹で方〜フライパン編〜
フライパンは少ない水で蒸し茹でのように仕上げられ、旨味を逃さずに加熱することができます。皮付きで茹でることで実がふっくらとして、粒のジューシーさが引き立った茹で上がりになりますよ。
<つくり方(2本分)>
1. ひげや根元をカットして取り除き、とうもろこしの内側の皮を1〜2枚残してフライパンに並べる。小さいフライパンの場合はとうもろこしを半分にカットしてもOK。
2. フライパンに水200mlを加え、沸騰したら蓋をして中火で3分加熱する。途中で蓋を開けて裏返し、さらに3分加熱する。
直径28cmのフライパン使用。水が非常に少ないため、様子を見ながら水加減を調節してください。
皮付きで茹でると皮の匂いが残るのでは……? と心配になるかもしれませんが、匂いはそれほど気になりません。皮付きで茹でることで旨みや甘みがギュッと閉じ込められておいしく仕上がります。
とうもろこしの茹で方〜電子レンジ編〜
手軽に電子レンジでとうもろこしを食べられるのは嬉しいですよね。1本だけ加熱したいときや時短したいときにオススメの方法です。
<つくり方(1本分)>
1. とうもろこしの内側の皮を1〜2枚残してラップをし、600Wの電子レンジで4分間加熱する。
フライパンと電子レンジ。加熱具合を比較すると……
フライパンで茹でたとうもろこしは食べたときに弾けるようなジューシーな食感が楽しめ、電子レンジで加熱したものは甘みや旨味がギュッと濃縮されたおいしさでした。
ところが加熱してから1〜2時間ほど経つと、電子レンジで加熱したとうもろこしの粒の表面に凹んだようなシワが……。
対して、フライパンで茹でたものは時間が経ってもふっくらとした粒の食感を楽しむことができました。
加熱してから食べるまでに時間が空く場合は、フライパンで茹でるほうが良さそうです。
食べ切れなかったときの保存方法
加熱したとうもろこしを翌日もジューシーなまま味わいたいときは塩水漬けがオススメ。
水分を逃さずに食感よく保存ができるだけでなく、ほんのりとした塩味がとうもろこしの甘みをさらに際立たせます。翌日中を目安に食べきりましょう。
<つくり方>
1.水300mlに塩小さじ1を加えてよく溶かす。
2.保存容器にカットした茹でとうもろこしを入れ、冷蔵庫で保存する。
※使用するとうもろこしや容器の大きさに合わせ、しっかりととうもろこしが浸るように分量を調節してください。
夏ならではの味! 茹でたてのとうもろこしにかぶりつこう!
ちょっとしたひと工夫で茹でとうもろこしがグッとおいしく仕上がります。
甘いとうもろこしにかぶりついて、この季節を満喫しましょう。
ROOMIEより一部編集・転載(2023年8月8日公開の記事)