プライベートジェットで16日間世界一周…約1700万円のツアーの中身は？

• TCSワールドトラベルはプライベートジェットで世界を巡る団体旅行を催行している。
• このほど発表された2024年と2025年のツアーは、16日間で12万ドルから。
• ゲストは52人乗りの特注エアバスA321型機に乗り、ライフラットシートと広いバスルームが利用できる。

鳥だ、飛行機だ、いや、裕福な旅行者が乗ったプライベートジェットだ！

近年、世界一周クルーズに旅行者が群がっている。リージェント・セブンシーズ（Regent Seven Seas）やオセアニア（Oceania）といった豪華クルーズ・ラインは、｢記録的な｣予約数を勝ち取っている。

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しかし、世界一周に興味はあるが、100日以上も海上で過ごしたくないという裕福な旅行者には、ジェット機で行くという選択肢もある。

TCSワールドトラベル（TCS World Travel）などの企業が、まさにそのようなツアーを提供している

ラグジュアリー・トラベルを扱うTCSが催行するツアーは非常に人気があり、2023年と2024年までのツアーのいくつかはすでにキャンセル待ちとなっている。他のクルーズ会社も述べているように、TCSも｢パンデミック以来、プライベートジェットでの旅行需要が高まっている｣とInsiderに語っている。

このプライベートジェットで巡る世界旅行の予約に間に合わなかった人のために、TCSはさらに11のツアーを催行することを発表した

このラインナップには、アジアや中東へのディープな旅、アフリカを巡る旅、南米中心の旅、さらには｢すばらしい生き物｣を探す｢野生動物と自然の驚異｣の旅などが含まれている。

TCSという社名に聞き覚えがあるとすれば、それは同社がフォーシーズンズ（Four Seasons）のプライベートジェット旅行部門も運営しているからだろう

フォーシーズンズとの仕事とは別に、TCSはラグジュアリー・トラベルの世界で独自の地位を築いている。

快適な旅にするために、ゲストは特注のエアバスA321で移動する

このエアバスは、イギリスを拠点とするチャーター航空会社、タイタン航空（Titan Airways）が運航している。それ以前は、同機よりもエコフレンドリーとは言えないボーイング757が使われていた。

一般的なプライベートジェット機とは異なり、このエアバスは最大52人のゲストを乗せることができる

エアバスA321は、他のナローボディ機と比べると｢高さと幅で最大のキャビン｣だとTCSは述べている

長時間の移動をより快適にするため、この機体には特注のライフラットシートや全面鏡付きの広々としたバスルームなど、豪華なアメニティが備わっている

50人以上ゲストに対応するため、シェフや医師を含む18人の乗務員を搭乗させることもできる。

新たに発表されたラインナップの中で最も期間が短いのは、16日間の｢ガラパゴス、パタゴニア、そしてその先へ： 南米（Galápagos, Patagonia and Beyond: South America）｣というツアーだ

参加費は1人約12万ドル（約1800万円）からと、このラインナップの中で最も安い。

このツアーは10月中旬から11月上旬にかけて、最大52人のゲストで催行される。マイアミ発着で南米のいくつかの目的地を周遊する

ガラパゴス諸島、アルゼンチンのワイン産地メンドーサ、チリのパタゴニア、ボリビアのサンタクルスとウユニ塩湖、コロンビアのボゴタなどに降り立つという。

これは最も安いツアーではあるが、1日あたりにすると7500ドル（約110万円）で期間が最長のツアーよりも高い

期間が25日と最長の｢世界一周：ラグジュアリーツアー（Around the World: A Luxury Tour）｣はTCSの主力となるツアーで、参加費は1人15万5000ドル（約2300万円）から。他のツアーよりも高いが、｢すぐに完売するだろう｣と同社は予測している。

このツアーもマイアミ発着で、2025年の1月下旬から2月中旬に催行される

このツアーでは、ペルーのクスコとマチュピチュあるいはピスコ、チリのイースター島、タヒチのパペーテ、オーストラリアのグレートバリアリーフ、カンボジアのアンコールワット、インドのタージマハル、タンザニアのセレンゲティまたはンゴロンゴロ、エジプトのルクソールとカイロ、モロッコのマラケシュへ飛ぶ。

費用は高額だが、オールインクルーシブとなっている

つまり、旅行者が自ら宿泊施設やレストラン、アクティビティを予約する必要がない。

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