アーム、インスタカート、クラビヨ…大型IPO相次ぐも、なぜ市場の反応は冷ややかなのか

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9月14日にナスダックに上場したアームのレネ・ハースCEO(右)と、同社を傘下に持つソフトバンクグループの後藤芳光CFO。

Michael M. Santiago / Getty

アーム(Arm)、インスタカート(Instacart)、クラビヨ(Klaviyo)。ここのところ、知名度の高いテック系ユニコーンが相次いでIPO(新規株式公開)を果たした。これを契機に“IPO神話”が華々しく復活し、IPOに苦戦してきた数百社のスタートアップ企業にもチャンスが訪れるとの期待が広がった。

しかしシリコンバレーの企業の間には、IPOで成功をつかむぞと雄叫びを上げる機運どころか、諦めムードが広がっている。

インスタカートの株価は上場後の価格から23%以上下落し、公開価格の1株30ドルをかろうじて上回っている。アームの株式は先日、公開価格の1株51ドルを下回って取引されていたため、上場前に同株式を保有する権利を与えられた内部関係者でさえ含み損を抱えていることになる。

クラビヨ株は公開価格である1株30ドルをわずかに上回ってはいるが、それでも上場後の価格から6%下落している。

大企業の後ろ盾があってもなお…

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