寒暖差の大きい今の時期、長袖Tシャツがあると重宝する。
しかし日常使いのTシャツは生地がヨレたり型崩れしてしまいやすく、長く着られない印象がある。
気兼ねなく長く使い続けられるものを探していたとき、Snow Peak(スノーピーク)の店舗を訪れたところ、ピッタリなアイテムを見つけた。
アップサイクルで作られたTシャツ
Recycled Cotton Heavy Mockneck L/S Tshirt BK 税込み8800円
撮影:森亮太
「Recycled Cotton Heavy Mockneck L/S Tshirt」は、UPCYCLE COTTON PROJECT(アップサイクル コットン プロジェクト)というプロジェクトの一環で作られた長袖Tシャツだ。
同プロジェクトでは、服の生産の過程で生じる裁断片や回収したコットン製品を生地にして、服へと蘇らせる取り組みを行なっている。
なお、リサイクルコットンの含まれている割合は100%ではなく、20%程度とのことだ。
長袖Tシャツは、襟部分に少し高さのあるモックネックと通常のクルーネックに胸ポケットが付いたタイプの2種類がある。今回はモックネック、色はブラックをチョイスした。
Tシャツの他にスエットやパーカー、デニムなどがあり、春夏シーズンでは半袖Tシャツも販売するようだ。
厚手の生地でガシガシ使える
撮影:森亮太
このTシャツは生地が厚手で、着た際に生地の表情が出やすいので、シンプルなデザインながら単調な印象になりにくい点が気に入っている。
撮影:森亮太
アウトドア用品のメーカーながら、ロゴは控えめで左袖のワンポイントのみ。袖にリブがあるので手元がすっきりとした印象になる。
実際にみるとブラックに若干のグレーが混ざっているような色合いをしている。
撮影:森亮太
背中側にもタグを縫い付けているワンポイントの刺繍がある。
撮影:森亮太
タグもコットンでできていて、着た時にチクチクしにくいのも気に入っている。
撮影:森亮太
生地が厚手なので手に持つとずっしりとしていて、重さは実寸で522グラムだった。
ネットに入れて洗濯機で洗えるが、厚手ゆえ乾きは通常のTシャツと比べて遅かった。
日常使いしやすいシンプルなデザイン
撮影:森亮太
この長袖Tシャツは、厚手の生地感とシンプルなデザインで日常使いしやすい。
身幅がある一方で袖は細めに作られていて、タックインした時の収まりも良く上半身はスッキリして見えるので、着方に幅を出せるのも嬉しい点だ。
撮影:森亮太
アウトドアメーカーが作ったTシャツなので、やはりハーフパンツやバックパックのような活動的なアイテムと合わせやすい。
撮影:森亮太
一方で落ち着いた色合いと、首元にメリハリが出やすいモックネックの襟なので、きれい目な服装にも合わせやすい。
このタグがアップサイクルされた製品の目印
撮影:森亮太
UPCYCLE COTTON PROJECTでは裁断くずを人の手で色分けし、染色。糸にして生地を作るという手間のかかる工程を経て生産されている。生産過程で排出されるゴミが減るので、それだけ環境負荷は少なくなっている。
また、スノーピークの製品は製造上の欠陥が原因になった破損は無料で修理や交換をしてもらえる。修理も適正価格でしてもらえるので、長く着続けることができる。
いずれ経年劣化などで着られなくなった際には、Snow Peak店頭のコットン製品を入れるリサイクルボックスに入れることで、またスノーピークのコットン製品にリサイクルされる。
生産から修理、着られなくなった後のリサイクルまで考えられているおかげで、日常的に気兼ねなく着られそうだ。