アマゾン、出社義務化に伴う社員の転居には「最長3年かかる」。クラウド部門幹部が社員集会で認める

アマゾン

Apaydin Alain/ABACA via Reuters Connect

アマゾン(Amazon)のクラウド部門の幹部は、同社の出社義務化のプロセスがさほどスムーズに進んでいないことを認めた。Insiderが入手したアマゾンの社員集会の議事録から明らかになった。今後は、出社指示に関するメッセージの意図を明確にしたうえで、社員があまりにも早急にオフィスに復帰するようプレッシャーをかけられている状況を調査すると約束した。

ピーター・デサンティス

ユーティリティ・コンピューティング部門のトップ、ピーター・デサンティス。

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アマゾンのユーティリティ・コンピューティング部門のシニアバイスプレジデントであるピーター・デサンティスは社員集会で、自身のチームメンバーが「ハブ」と呼ばれる中核的オフィスの近隣に完全に転居を完了するには最大3年かかると予想している、と述べた。

またデサンティスは社員に対し、急な配置転換などの圧力をかけられた事実があれば人事部に連絡するよう伝え、そのような状況を「詳しく調査する」と話した。

アマゾンの社員の一部は8月、会社から出社に関する警告のメールを受け取った。デサンティスはこれを、社員をオフィスに復帰させるための「軽い促し」のつもりだったと語ったが、「微妙なニュアンスの」方針を全社に伝えるうえでコミュニケーション上の問題があったことを認めた。

社員集会の議事録によると、デサンティスは次のように話している。

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