シンプルで機能的な生活雑貨を取り扱うブランド、「THE」。
以前使用してみた漂白剤が優秀だったので、他の製品についても気になっていた。
普段使用している衣料用洗剤を使い切ったのをきっかけに、「THE」の洗濯洗剤も試してみることにした。
よりエシカルにリニューアルされた「THE 洗濯洗剤」
THE 洗濯洗剤 Think Nature 税込3480円
撮影:間宮葵
THEの洗濯洗剤は2014年に発売された商品だが、2023年7月に「Think Nature プロジェクト」の第一弾としてリニューアルされた。
「Think Nature プロジェクト」は、THEがこれまで以上に地球環境や自然に配慮した仕組み作りや製品開発を行うプロジェクトだ。
大きく変わったのは主に2つ。
まず、海洋タンカーの事故処理研究に基づいた界面活性剤を微粒子化する技術が導入されたこと。洗浄成分が細かくなったことで、汚れを繊維の奥深くから洗浄できるようになったらしい。
次に、再付着防止剤も新たに配合されたこと。衣類と再付着防止剤がそれぞれマイナスの電気を帯びるため、反発しあうことで洗濯中の汚れ戻りを防げるらしい。ニオイや汚れがひどくなければ、洗濯機もすすぎ1回で十分とのことだ。
撮影:間宮葵
成分が細かくなったおかげで、汚れが落ちやすいだけでなく、衣類に洗剤も残りにくい。衣類が傷んだり、部屋干しの生乾き臭も軽減されるそうだ。
実際に干してみると、確かに生乾き臭を感じることはなかった。
撮影:間宮葵
さらに負の電気を帯びるため、これから冬にかけてだんだんと悩まされる静電気も起こりにくくなるらしい。
中性のため、アルカリ性洗剤だと傷みやすいウールや綿にも問題なく使える。シーズンや素材を選ばず使えるのもポイントだ。
柔軟剤なしでも十分な肌触りに
撮影:間宮葵
電子が反発しあうことで繊維も立ち上がり、柔軟剤がなくてもふんわりと仕上がるそう。これ1本で洗濯が完結するのも魅力的だ。
実際、この1本だけで柔軟剤を入れずに洗ってみたが、柔軟剤を使っていたこれまでの洗濯物と肌触りの違いはほとんど感じなかった。
精油としてラベンダーオイルが入っているので、ほのかに甘く爽やかな香りがするのも嬉しい。
目盛りは少し分かりにくい
撮影:間宮葵
少し気になったのは、蓋の目盛り。シンプルなぶん目盛りの数が少なく、適切な量が分かりにくい。
一番下の目盛りは「10」から(画像だと一番下の線)なので、特に5ミリリットルや8ミリリットルのときは多すぎたり少なすぎたりするかもしれない。
少量で効果抜群
撮影:間宮葵
「THE 洗濯洗剤」は洗浄効果が高いため、2キロ程度の洗濯物ならティースプーン1杯ほど(=5ミリリットル)の量でも洗浄力を発揮する。
漂白剤同様やはり値は張るものの、毎日洗濯物を洗っても100日使える計算だ。コストパフォーマンスはむしろ高いと言えるかもしれない。