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- 最高ランクのクレジットカードは、招待制の「インビテーションカード」だ。
- 目安として年収1000万円以上のハイクラス向けの招待制カードであり、手厚い保険や極上のサービスが魅力である。
- 世界的にも最高峰と呼ばれる、最上位カードの取得を目指せる3枚を厳選して紹介する。
クレジットカードは、一般・ゴールド・プラチナ・ブラックといった順番で、色別にランクが分けられる。種類によっては格付けに違いがあるが、上位ランクのブラックカードは「インビテーションカード」とも呼ばれ、カード会社から招待されなければ保有できない。
これは厳重な審査のもと、カードの利用実績・保有年数・経済力などを参考に吟味された、ごく一部の人にしか招待が届かない、希少性の高いカードだ。だからこそ、招待制カードには自分のためだけに用意された独占的なサービスや、まだ体験したことのないハイクオリティな優待特典が詰め込まれている。
本記事では、年収500万円以上の人や年収1000万円以上の経営者・会社役員にメリットの多いクレジットカードのランクを解説。また、クレジットカードの継続利用によってインビテーションカードを目指せる3枚も、あわせて紹介していく。
「育成」していくクレジットカード
最高ランクのクレジットカードは、カード会社から招待を受けて発行される「インビテーションカード」だ。カード会社が指定するクレジットカードを一定期間所有し、一定額以上の年間利用額または累計利用額を達成すると招待されるケースが一般的である。
これは「育成」とも呼ばれており、例えばプラチナカード保有者が招待を受けると、より上位のブラックカード(インビテーションカード)発行のチャンスを得られるようになる。 招待を受けるには、条件として1つ前のランクのカードを保有しており、クリーンな利用実績が求められやすい。
例えば、アメリカン・エキスプレスのカードなら、最上位のアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードを狙う場合に、1つ前のランク「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」の保有と継続利用が条件となってくる。
ただ、具体的に以下のような詳細は非公開になっており、ベールに包まれている。
- 期間保有
- 利用金額(年間または累計)
- 年収
そのなかでも、最高ランクと呼ばれる「ブラックカード」は、そもそもインビテーションを受けないと発行できない場合が多い。とはいえ、インビテーションを受けたからといって必ずしも発行できるとは限らない。
一部、カード会社によって色別のランク分けに違いはあるものの、ブラックであろうがゴールドであろうが、招待されなければ申し込めないインビテーションカードこそが最高峰のクレジットカードと言えるだろう。
年収別に考える「クレジットカードランク」
まずは、年収ごとにメリットを得られるクレジットカードランクを解説する。
年収500万円以上:この年収なら目安として「プラチナカード」を選ぶのがお得だ。プラチナ相当のクレジットカードは約3万円〜5万円の年会費が相場である。
ハイステータスなアメックスブランドの場合は14万3000円と高額だが、コスト以上に豪華な優待特典や手厚い付帯保険が充実している。例えば、高級レストランのコース料理が無料になったり、24時間365日いつでもコンシェルジュに困り事を相談できたり、国内外の多くの空港ラウンジを無料で利用できたりする。
また、付帯保険についても、一般カードは旅行傷害保険が海外のみとなっており、国内旅行における事故や怪我がカバーされにくい。しかしながら、プラチナカードなら国内外の旅行傷害保険はもちろん、そのほかスマホ・買い物・飛行機の遅延などに関連するきめ細かな保険が用意されているのだ。
年会費が永年無料の一般カードはコスパ最強かもしれないが、やはり年収500万円以上で金銭的な余裕がある人は、プラチナ相当のクレカで密度の高い優良サービスを体験してみて欲しい。
一般カードから利用を続けて招待を受け、徐々にランクアップしながらプラチナカードを目指すも良し、新規申込で最初からプラチナランクのクレカを手に入れるも良し。自分の生活スタイルや収入面を考慮し、無理のない範囲で最強のクレジットカードをゲットしよう。
年収1000万円以上:この年収の人にもプラチナカードも勧められるが、ぜひとも招待を受けた人にしか手に入れられない「ブラックカード」を目指して、最高ランクならではの利便性を感じてみて欲しい。
インビテーションが必要とはいえ、安定かつ継続的な収入があり、引き落としの延滞もせず、クレヒスを着実に積み上げている人には招待状が届く可能性が高いだろう。ちなみに、クレヒスとは「クレジットカードヒストリー」の略称であり、クレカ・ローン・携帯電話などの支払履歴および支払状況がわかる信用情報のことだ。
ただ、ブラックカードの年会費は十数万円かかるものが多く、なかには初年度に限り膨大な入会金が発生するカードもある。このため、経営者・社長・会社役員・一流企業の正社員など、高いコストを負担なく支払うことができ、唯一無二のスペシャルなサービスを受けたい人におすすめだ。
各カードによって詳細は異なるが、プラチナランクとのおもな違いは以下の通り。
- 自分専任のコンシェルジュがサポートしてくれる
- 高級ホテルの上級会員として優待を受けられる
- 飛行機の座席を優先的に確保してもらえる
- 有名ブランド店を貸し切ってショッピングできる
- 会員同士のコミュニティで交流できる
- 会員限定のレストランで食事を楽しめる
ブラックカードを保有することで、24時間365日いつでも相談できるコンシェルジュではなく、まるで専属秘書のように、いかなるときも要望を伝えられる。ホテル・航空券・レストランの予約やお得意先へ送るギフトの選定など、専任のコンシェルジュなら自分の好みと思考を踏まえ、期待以上のサポートで応えてくれるだろう。
高級ホテルの上級会員については、通常「年◯回以上の宿泊」といった条件をクリアすればランクアップできるが、単純にブラックカード会員に入会するだけで適用される。
このほか、飛行機が満席になっていても優先的に座席をキープしてもらえたり、グッチやアルマーニなどの有名ブランド店を貸し切ったりできるなど、特別感が段違いだ。特に、会員同士のコミュニティで交流できるのは、ビジネスパーソンにとって嬉しいメリットだろう。
実際のところ、招待制であるブラックランクのクレジットカードを保有する人は、経営者・会社役員・自営業者が多い。会員限定の集まりで新たなビジネスマッチングが生まれる可能性を考えると、有益性は大きいと言える。
世界最強のクレジットカードを目指せるおすすめ3選
育成によって世界最強のクレジットカードを目指せるおすすめの3枚をピックアップした。
- アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
- ラグジュアリーカード チタン
- ダイナースクラブカード
本項で取り上げる3枚は、インビテーションカードにまつわる情報は秘密めいているが、一般カードから段階的にランクアップを目指せる。長い目で見て、世界水準でハイエンドのクレジットカードを持ちたい人は、前向きに検討すべき3枚だ。
アメックスグリーン・カード:世界レベルのハイステータスを狙える
出典:アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、育成によって以下のようにランクが上がっていく。
- アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
まず、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは月会費制となっており、月々1100円から利用できる。年会費に換算すると1万3200円だ。年収の多い少ないに関係なく、気軽に申し込みやすい一般ランクのクレジットカードと言える。
年会費が発生する理由はステータスの高さも1つだが、とりわけ一般ランクには珍しく充実した保険が多数用意されており、さらには付帯するサービスも盛りだくさんだ。
下表の通り、購入した商品の破損・盗難によって発生した損害を補償する「ショッピング・プロテクション」や、スマホの破損・火災・水濡れ・盗難などで必要となる修理代金および購入代金を負担する「スマートフォン・プロテクション」など、基本の付帯保険が手厚い。
また、国内外の空港ラウンジ無料利用をはじめ、グルメ・ホテル・トラベル・ライフスタイルなどの多岐にわたる付帯サービスが目白押しだ。「新しいことにチャレンジしたい」「普段の生活をほんの少しアップグレードしてみたい」といった願望を叶えてくれるクレジットカードと言えるだろう。
一般ランクでも十分に満足度の高い1枚だが、このアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードを育てることで、ゴールドやプラチナへのランクアップが望める。
ゴールド会員にはカードの継続利用の特典として「ザ・ホテル・コレクション・国内クーポン(1万5000円分)」が贈呈され、プラチナ会員なら24時間365日のコンシェルジュサービスや対象ホテルの上級会員プログラムに無条件で登録できる「ホテル・メンバーシップ」が追加される。
ちなみに、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの年会費は3万1900円、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの年会費は14万3000円だ。年会費以上の贅沢なサービスを受けたい人にとって、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードはまさにうってつけだろう。
最終的に最高ランク「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」へのインビテーションを受けられる可能性があるが、これを目指すなら年収1000万円以上は必須となってくる。会員誌『CENTURION(センチュリオン)』の情報によれば、保有者の平均年収は約2億円前後のようだ。
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードは年会費が55万円と高額なうえ、入会金は38万5000円。ただ、入会金は55万円に値上げされたとの噂もあり、最初は合計でおよそ90万円〜110万円がマストとなる。
最難関の審査と高額な維持費で取得が困難とされているが、世界最高峰と呼ばれる招待制カードだからこその上質なサービスが大きな魅力だ。
センチュリオン会員限定の極上な優待特典およびサービスは、以下の通り。
- 1枚1枚職人によって作られたチタン製カード
- 旅行傷害保険の補償額が手厚い
- ホテル・メンバーシップの上級会員資格を獲得でき、無条件でVIP待遇
- 家族カードを無料で発行できる(4枚まで年会費無料)
- パーソナル・コンシェルジュで自分だけのお世話役が着任
- エミレーツ航空会員の最上級資格を獲得
- 提携のブランドショップを貸切 など
自分や自分の大切な人のためだけに提供される至れり尽くせりなサービスが豊富に揃っており、夢の詰まった最高ランクのクレジットカードなので、狙ってみると良いだろう。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの詳細スペック
月会費 本会員:1100円
家族会員:550円追加カード 家族カード
ETCカード電子マネー・スマホ決済 Apple Pay 発行スピード 約1週間〜1カ月 ポイント還元率 0.3〜1.0% ポイント利用先 航空マイルに交換
支払代金に充当
商品券に交換 など国際ブランド アメックス 付帯保険 海外旅行傷害保険:最高5000万円
ショッピング・プロテクション:年間最高500万円
キャンセル・プロテクション:年間最高10万円
スマートフォン・プロテクション:通算3万円
リターン・プロテクション:年間最高15万円付帯サービス 国内外29の空港ラウンジが無料で利用可能
プライオリティ・パス・メンバーシップの年会費無料
対象レストランの所定のコース料理が1名分無料
対象ホテルの宿泊料金が割引・ウェルカムドリンクの特典
対象レストランやカフェで割引などの優待サービス
多彩なサブスクリプションサービス
英会話オンラインレッスンの受講料10%オフ などタッチ決済 対応 ナンバーレスカード なし 不正利用補償 あり(オンライン・プロテクション) マイル移行先 JAL・ANA・スカンジナビア航空など全16社 入会資格 満20歳以上
安定した収入のある方キャンペーン 初月1カ月分の月会費が無料
入会&利用で最大合計25000ボーナスポイント獲得可能
ラグジュアリーカード チタン:マスターカードのワールドエリート
出典:ラグジュアリーカード
ラグジュアリーカードは、育てることで以下のようにランクアップしていく。
- ラグジュアリーカード チタン
- ラグジュアリーカード ブラック
- ラグジュアリーカード ゴールド
- ラグジュアリーカード ブラックダイヤモンド
通常、ゴールドからチタン(プラチナ)、さらに上位がブラックとランクアップしていくが、ラグジュアリーカードは特殊だ。プラチナカードのような見た目のチタンカードが入り口となっており、次にブラック、ゴールドといった色別のランク分けになっている。
ただ、ラグジュアリーカードはワールドエリートと言われる、マスターカードのなかで最上位に位置する1枚なので、4種類全てがブラックカード級の価値があると言える。
目安として、年収500万円〜1000万円の人に勧められるランクはチタンからゴールドまで。チタンカードを取り上げて解説すると、年会費は5万5000円。下表に記載しているように、あらゆる電子マネーやスマホ決済に対応しているため、支払い周りの利便性が高い。
1.0%相当の還元率で貯まったポイントはキャッシュバックやギフト券の交換だけでなく、JAL・ANA・ハワイアン航空などの航空マイルに移行できる。マイル交換に手数料は発生せず、上限もない。プライベート旅行や出張で頻繁に飛行機を利用するなら、永続的に嬉しいメリットだろう。
会員限定のイベントも開催されており、各分野の成功者との交流も図れることから、人脈が広がる点が魅力。24時間365日活用できるコンシェルジュサービスは自動音声が流れず、迅速にオペレーターに繋がる。スキマ時間にはメールからも依頼が可能なので、有限な時間を無駄にしない。
このほか、ラグジュアリーカード チタンには以下のようなサービスが備わっている。
- 2名以上で所定のコース料理を予約すると1名分が無料
- 高級ホテルや会員制ラウンジなどをサードプレイスとして利用可能
- 話題のダイニングや会員制レストランでの極上ディナーに案内
- 選び抜かれた人気レストランでコース料理のアップグレード優待
- 世界3000以上の宿泊施設でVIPホテル優待(5万5000円相当の特典付き)
- 148カ国600都市以上の主要空港ラウンジが無料で利用可能
- 国際線の出発時と帰国時に最大3個までの荷物を無料で宅配
- 毎月最大1枚、全国の映画館で利用できる映画鑑賞券をプレゼント
- 国立美術館を同伴者1名まで無料で鑑賞
- 名門ゴルフコースの優待と予約サービス
- 日本未上陸のアイテムや入手困難な限定商品を独占公開 など
もちろん、国内外の旅行傷害保険も付帯されており、補償額は最大1億2000万円と高額だ。最大300万円のショッピング保険から携行品の損害や航空機の遅延にいたるまで、安全な補償が約束されている。
チタンカードでこれほど豪華なサービスが充実しているのは、ラグジュアリーカード特有の強みと言えるだろう。
年会費11万円のラグジュアリーカード ブラックには、リムジンのお迎えやコンシェルジュサービスのチャット機能、ハワイアン航空のエリート会員ステータスが提供されるといった待遇・特典が追加される。
年会費22万円のラグジュアリーカード ゴールドなら、ビジネスパーソン向けのサービスがより増える。例えば、経営者・個人事業主・起業家などの法人カード会員が集うネットワーキング特化型ソーシャルアワーへの参加が可能に。
当然ながら、ランクアップに伴ってポイント還元率・サービスの充実度・各種保険の補償額は満足のいくものになってくる。徐々に育成し、ゆくゆくは完全招待制のラグジュアリーカード ブラックダイヤモンドを目指すのもオツだ。
基本的にはゴールド会員から招待しており、年会費は66万円、初年度の入会金は110万円。つまり、インビテーションを受けてブラックダイヤモンド会員のデビューを果たしたら、合計176万円が必要となる。ハイクラス向けの1枚なので、目安の年収は1000万円以上が必須となるかもしれない。
職人の手で作られたカードには、券面の隅に天然ダイヤモンドが埋め込まれており、約1時間かけて磨き上げられている。漆黒で重みのあるデザインからは圧倒的な高級感が醸し出されているため、究極のこだわりを感じられるだろう。
年に1度、日本とハワイの往復便ビジネスクラス相当のマイルが贈呈されたり、熟練コンシェルジュ3名がチーム体制でアテンドしてくれたりするなど、特典や待遇も一味違う。
未知の体験を叶えて、自分をより高みへと連れて行ってくれる最高ランクのクレジットカードだ。
ラグジュアリーカードの詳細スペック
-
年会費 本会員:5万5000円
家族会員:1万6500円追加カード 家族カード
ETCカード電子マネー・スマホ決済 Apple Pay
QUICPay
Suica
PASMO
PayPay
d払い
楽天ペイ
au PAY発行スピード 最短5営業日 ポイント還元率 1.0% ポイント利用先 キャッシュバック
各種ギフト券に交換
月々の支払額に充当 など国際ブランド マスターカード 付帯保険 旅行傷害保険(国内外):最高1億2000万円
ショッピング保険:年間最大300万円付帯サービス コンシェルジュサービス
所定のコース予約で1名分が無料
厳選した人気レストランでのコース料理がアップグレード
VIPホテル優待(朝食無料・優先予約・会員限定価格など)
主要の空港ラウンジが無料で利用可能
国際線手荷物無料宅配(最大3個)
映画鑑賞券のプレゼント
美術館の無料鑑賞
名門ゴルフコースの予約 などタッチ決済 - ナンバーレスカード あり(裏面記載) 不正利用補償 あり マイル移行先 JAL・ANA・ハワイアン航空・ユナイテッド航空 入会資格 20歳以上(学生不可) キャンペーン 新規入会&利用で最大27000円相当のポイント贈呈(※) ※新規入会キャンペーンが適用される申込期限は2024年1月11日までです。
ダイナースクラブカード:最高ランクのクレカデビューに好適
出典:ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードは、段階的にランクが分けられていない。基本的にはダイナースクラブカードとダイナースクラブ プレミアムカードの2種類となっており、そのほか各航空会社との提携カードなどがいくつか展開されている。
ダイナースクラブカードまたは銀座ダイナースクラブカードを育てることで、ダイナースクラブ プレミアムカードの招待を狙えるが、新規申込の相談も可能。完全招待制のカードではないことから、他社のインビテーションカードよりも最上位のクレジットカードを持つ実現性は比較的高いと言えるだろう。
とはいえ、公式サイトでは入会の目安が非公開となっており、実利面で充実度が高くハイクオリティなサービスが詰まっている1枚なので、選ばれし上顧客しか持てない価値のあるカードだ。年会費2万円台から所有できるダイナースクラブカードは、そもそもがゴールドランクやプラチナランクに相当するスペックを誇る。
ブラックカードに相当するダイナースクラブ プレミアムカードも、年会費は14万3000円。アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードと同等の年会費でありながらブラックランクのカードを保有できるため、年収500万円〜1000万円の人でも手に届きやすいハイエンドカードだろう。
プラチナクラスの多彩なサービスが魅力的なダイナースクラブカードなら、対象レストランの所定のコース料理が1名もしくは2名分が無料に。また、厳選ホテルおよび旅館にて、部屋のアップグレードや朝食の提供など、複数用意されている会員限定の特典から好きなサービスを1つ選べる。
さらに、国内外およそ1300カ所の空港ラウンジを無料で利用可能。海外の空港ラウンジは年10回までと利用回数の制限があるが、国内の空港ラウンジは何度でも無料で快適に過ごせる。
このほか、会員限定の特別な逸品や人気アイテムを先行的に購入できたり、プリンスゴルフリゾーツ特別優待を利用できたりと、グルメ・レジャー・トラベル関連の幅広いサービスが充実。
最高1億円の国内・海外旅行傷害保険と年間500万円までのショッピング・リカバリー(動産総合保険)も付帯しており、サポート面もきめ細かい。これらの特徴から、外食の多いグルメ家や国内外へ旅行・出張する機会が多い人に最適な1枚だ。
なお、招待を受けてダイナースクラブ プレミアムカードを保有すれば、サービスや付帯保険は以下のようにグレードアップする。
- ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカードが無料
- 24時間・年中無休のコンシェルジュサービス
- ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジの利用
- ロゴが彫り込まれた特別感溢れる金属製のメタルカード
- プレミアムカード会員限定ツアーの提案
- 海外旅行中のサポート
- 高級ホテルの宿泊優待
- 乗馬・ミニクルーズ・ホテル内フィットネスやスパなどの特別優待
- ゴルフのプライベートレッスン割引および会員限定コンペ など
グルメ・レジャー・トラベルだけでなく、ライフスタイルやゴルフに関連するサービスが整い、より優待特典がボリュームアップする点がポイントだ。
本記事でピックアップした3枚のうち、特に最上位カードを目指しやすい1枚なので、年収500万円以上でプラチナランク以上のクレカを持ちたい人は検討してみよう。
ダイナースクラブカードの詳細スペック
-
年会費 本会員:2万4200円
家族会員:5500円追加カード 家族カード
ETCカード
ビジネス・アカウントカード電子マネー・スマホ決済 ダイナースクラブ コンタクトレス
Apple Pay
QUICPay
モバイルSuica
楽天Edy発行スピード カード到着は2~3週間前後 ポイント還元率 1% ポイント利用先 キャッシュバック
他社サービスや航空マイルに移行
こだわりアイテムと交換 など国際ブランド ダイナースクラブ 付帯保険 旅行傷害保険(国内外):最高1億円
ショッピング・リカバリー:年間500万円まで付帯サービス エグゼクティブダイニング
国内外のホテル・旅館の特別割引
国内外1300カ所以上の空港ラウンジ無料利用
国内外のパッケージツアー最大5%割引
ショッピングやヘルスフィットネスの優待
名門ゴルフ場の予約手配 などタッチ決済 対応 ナンバーレスカード あり(裏面記載) 不正利用補償 あり マイル移行先 JAL・ANA・デルタ航空・ユナイテッド航空・大韓航空 入会資格 27歳以上の方 キャンペーン 新規入会で初年度の年会費無料(※) ※新規入会キャンペーンが適用される申込期限は2023年10月31日までです。
最高ランクのクレカを手に入れるために
クレジットカードは、継続的な利用と一定期間の保有によって育てられていく。育成の結果カード会社から優良顧客と判断されると、最高ランクのクレジットカード「インビテーションカード」への招待が届く可能性があり、スペシャルなサービスを受けられる。
ただ、ほとんどのカード会社は招待制カードの入会資格や条件を明らかにしておらず、謎が多い。カード審査においては狭き門を通る必要があり、インビテーションカードを目指すには年収1000万円以上が目安とされていることから、希少価値の高いカードと言えるだろう。
専門のコンシェルジュが付いたり、会員限定の交流会に参加できたりするなど、ブラックランクに相当するインビテーションカードには上質なサービスが豊富だ。
付帯保険の補償額も高額となり、身の回りのあらゆる安全が担保されるほか、カードの利用限度額に原則上限がなく、利用額を気にせずショッピングを楽しめるのも魅力。
接待などのビジネスシーンに役立つ優待特典も用意されているため、特に経営者や会社役員、自営業者が検討すべきカードとして勧めたい。
年収500万円以上の人には、ブラックランクの1つ手前「プラチナランク」のクレカが向いている。招待制カードに劣るとはいえ、プラチナカードにも十分すぎるほど濃密で特別な付帯サービスが揃っているのだ。保有コストの観点からも、無理なく使い続けられるだろう。
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