S&P500種は12カ月後に「95%の確率」でプラスのリターンを生み出す。バンク・オブ・アメリカ最新予測

バンク・オブ・アメリカ ウォール街

米ウォール街では株式市場の先行きを不安視する声が大半を占めるが、米銀大手バンク・オブ・アメリカの見方は全く異なる。

Roy Rochlin / Getty Images

先行きを懸念する投資家が多数派を占める今だからこそ、積極的に打って出る絶好の機会だと、米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ、Bank of America)は主張する。

金利高止まりで景気後退への懸念が再燃し、米国株は9月中旬以降、5%程度の下落を記録している。

米連邦準備制度理事会(FRB)は9月19〜20日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、2024年の金融政策が従来予想より大幅に引き締まった水準にとどまるとの見方を示し(ロイター、9月21日付)、数度の利下げに期待していた投資家を失望させた。

しかし、株式市場の調整局面の要因となっている金利の高止まり(もしくはさらなる上昇)は、必ずしも企業のバリュエーションと業績を毀損するとは限らないというのが、バンカメのストラテジストチームの見方だ。

実際、インフレ調整後の実質金利が足元の2%を大きく上回る3.5%だった1985年から2005年まで、S&P500種株価指数のトータルリターンは年率平均15%を記録している。

過去のデータからも、現在の水準ほどに高まった市場の悲観は、むしろ「青信号」だと言える。

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