Photo: 田中宏和
スマホのことをずっと気にしておくのって、ちょっとシンドいと思わないだろうか?
だからといって、そのへんに放置していると、急ぎの要件(通知)に何時間も気付かず、大変なことになってしまうことも…。
腕に巻くウェアラブルデバイスが持っている機能のうち最も役立つものといえば、やはり通知機能。
いちいちスマホを手に取らなくても、バイブしたときにチラッと腕のほうに視線を向けるだけで、今すぐスマホを開くべきか、放置しておいてもOKかが判別できる。
スマートウォッチか、フィットネスバンドか
そんなウェアラブルデバイスだが、いろいろリリースされている製品のカテゴリー分けについては、明確な答えがない。
一般的には、多機能で比較的高価なものが “スマートウォッチ”、健康管理に特化していて比較的安価なものが “フィットネスバンド” という具合にカテゴライズされているんじゃないかと思うので、ここでもそれに従う。
今回ご紹介する「Xiaomi Redmi Smart Band 2」は、いわゆるフィットネスバンド。しかも、ありとあらゆるウェアラブルデバイスの中でも、最安値クラスのガジェット。
しかし、安いから作りもチープとならないところが、Xiaomiのスゴいところ。
シンプルな線と面で構成されているボディ外装も、そつなく動いてくれるソフトウェアも、特に不満を感じることがないレベルに仕上がっている。
メンテナンスが楽なシリコンバンド
ファッションアイテムとしての側面もあるスマートウォッチには、革製や金属製のバンドがラインナップされていることがあるが、「Xiaomi Redmi Smart Band 2」はシリコンバンド一択。
普通の腕時計も含め、夏の屋外で汗をかいたあと、バンドが巻かれている腕から異臭が出ているのを嗅いだことがある人なら、シリコンバンドがいかに優秀かがお分かりのはず。
ウェットティッシュで拭くにしても、ジャブジャブ水洗いするにしても、最もお手入れがラクなのは、間違いなくシリコンバンドだ。
約2週間充電不要の「Xiaomi Redmi Smart Band 2」は、気兼ねなく24時間着けっぱなしで睡眠管理や運動量計測ができる。
ずっと着けっぱなしにするものだからこそ、シリコンバンドにも意味があるということ。
スマホと連携して健康維持に役立てる
本格的に競技者としてマラソンをしているような人なら、GPSを内蔵していて解析機能も多いスマートウォッチが欲しくなるだろうし、その価値もあると思う。
でも、マラソン大会は参加することに意義があるというランナーや、ただ健康のためにジョギングやウォーキングをしているという人にとって、「Xiaomi Redmi Smart Band 2」で物足りないと感じることは、ほとんど無いはず。
Screenshot via Mi Fitness
スマホも持っておく必要があるものの、連携してログ管理もバッチリ。トレーニング効果の算出など、健康管理に役立つ解析を専用アプリでこなしてくれる。
さらに、より正確に運動量を算出するためのスポーツモード設定は、ランだけでなく、ヨガやハイキングなどなど、全部で30種類の運動に対応している。
交通系電子マネーをウォッチで決済したいとか、時計を常時点灯させておきたいという場合には、他の選択肢を探す必要が出てきるが、機能面で目立つデメリットはそれくらい。
「Xiaomi Redmi Smart Band 2」は、良コスパなスマホ拡張デバイスとして、ほぼ完成の域に達していると言えるだろう。
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