グーグルが考えるチャットボットの未来…音声アシスタントアプリに「Bard」を統合

開発者向け会議「Google I/O 2023」のステージに登場したシシー・シャオ。

開発者向け会議「Google I/O 2023」のステージに登場したシシー・シャオ。

Josh Edelson/Getty

  • グーグルはアシスタントアプリにBardの機能を追加する。
  • 新たな「Assistant with Bard」は、音声アシスタントと生成AIを統合するように設計されている。
  • グーグルのシシー・シャオは、「音声は主要な手段ではなくなりつつある」と語った。

グーグル(Google)は2023年10月4日、同社の会話型AIであるBardを、Googleアシスタントに組み込む予定だと発表した。

「Assistant with Bard」と名付けられた新たなこの音声アシスタントは、これまで以上にパーソナライズされたものになる。

アシスタントのユーザーは、Gmailやグーグルマップなどのアプリとの統合とともに、デスクトップと同じBardエクスペリエンスを得られる(少なくとも最終的には得られる)だろう。加えて、音声での入出力ができるようになり、しかもモバイルで利用できるようになるということが重要だ。つまり、グーグルがすでにBardで使っている新しいLLM(大規模言語モデル)を組み込んで、従来のアシスタントをリブートするということだ。

「現在のアシスタントもタスクを素早くこなすことに優れているが、本当に有能なアシスタントならもっと多くのことができるはずだと、我々は常々考えてきた。ただ、それを実現する技術がなかった」と、グーグルのバイスプレジデントで、Bardとアシスタントのジェネラル・マネージャーを務めるシシー・シャオ(Sissie Hsiao)は、「Made by Google」イベントを前にInsiderのインタビューに答えた。

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み