エレクトロラックス「空気清浄機 Flow A3 UV ホワイト」税込1万8000円(Amazonにおける価格)。
撮影:美里茉奈
猫を新たに迎え、それまで使っているものより性能の良い空気清浄機が欲しいと思った。しかし「いかにも空気清浄機」という外見のものには惹かれない。
見た目がコンパクトでシンプル、かつ、できる限り広い面積をカバーする空気清浄機を探したところ、自分の予算の許す範囲で見つかったのが、エレクトロラックスの「Flow A3 UV ホワイト」だ。
コンパクトでも15畳まで対応
高さ38センチ、幅と奥行きは24センチの筒型だ。
撮影:美里茉奈
エレクトロラックスは、スウェーデンに本社を置く家電メーカーだ。
この空気清浄機は、完成度の高い北欧デザインをそのまま当てはめたような造形で、外面には無駄なものが一切ない。
下部の集塵口から空気を集め、内部のフィルターを通し、上部から排気する。より床に近い部分から空気を集められる仕組みだ。
ホコリが溜まりやすいフィルター部分は床に近く、外からは見えづらい。
撮影:美里茉奈
これまで空気清浄機は「壁面に添わせて置くもの」というイメージがあったが、これなら部屋の中央においてもサマになる。
本体重量は2.8キログラム。新しく迎えた子猫くらいの軽さなので、移動させる際の重さがストレスになることはない。
コンパクトでも、性能はバツグン
円型のフィルター。5ステップで花粉やにおい、空気中のウイルスなどを除去するという。
撮影:美里茉奈
Flow A3は、円筒型の専用フィルターを内部に設置して使う。底面の集塵口で集めた空気は、上に向かって清浄される。
上部の排気口は360度開いているので、部屋の隅々まで清浄された空気が広がる仕組みになっている。
カバーを取り、上部から見たところ。
撮影:美里茉奈
中央にはUV-Cライトを搭載。フィルターに付着した菌やウイルスを1分間で99.9%除菌する(※全ての菌やウイルスに対応できる訳ではない)とともに、脱臭も自動でしてくれるという。
確かに、友人が訪ねてきたときも「猫……いるんだよね?」というくらい、我が家は動物の臭いはしないらしい。
フィルターのホコリは、集塵口に近い下部ほどたまりやすい。
撮影:美里茉奈
普段のお手入れは月に一度、掃除機でフィルターにたまったほこりを吸うだけ。フィルター交換の目安は年に一度だ。
静かな運転音とまぶしくないお休みモード
操作はタッチパネルで行う。
撮影:美里茉奈
Flow A3が真価を発揮するのは寝る時だと思う。
スリープモードにすればパネルの光をほとんど消せる。タッチパネルの光がまぶしくて気になっていた私には嬉しい仕様だ。
スリープボタン(三日月のマーク)だけが点灯する。
撮影:美里茉奈
さらに、スリープモード時の音は動いているのが分からないくらい静かだ。
私の寝室は6畳程度なので、15畳向けのこの空気清浄機はオーバースペックなのだが、静かで光がまぶしくない空気清浄機を求めていたので大満足である。
電源コードの位置が残念かも……
コードの位置は少し残念だ。
撮影:美里茉奈
デザインが決め手になった一方で、残念な点もあった。電源コードの色は、本体に合わせて薄いグレーになっているところは良い。
しかし、その位置が問題。本体の真ん中辺りに挿すようになっているのだ。構造を考えると、ここしか電源コードをつなぐ場所はないのだが……もう少し下に付いているとよかったと思う。
リモコンがないので、操作はタッチパネルのみ。
撮影:美里茉奈
また、15.4畳まで適用ということであれば、リモコンがあっても良かったかもしれない。
そうした点を差し引いても、スタイリッシュな見た目と機能において、私はこの空気清浄機が気に入った。もう一つ購入したほどだ。
一つは寝室、そしてもう一つは居間兼仕事場に置いている。
色違いでもう一つ購入。
撮影:美里茉奈
購入前には「コンパクトでも高い集塵力」といううたい文句には少し懐疑的だった。
しかしこの空気清浄機にしたら、アレルギー性鼻炎(猫を飼ったらアレルギーになってしまった)の症状がだいぶ軽減されたのだ。
これからも猫と快適に過ごすためにいろいろな試行錯誤を繰り返していこうと思う。